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キーマンに聞く

「社長室」制度を開始【ディライト 代表取締役社長/CEO 出口哲也氏】
コロナ禍にオープンしたホテル運営、さらにリソースを活用したホテル・ウエディングの業務請負によって、今期はコロナ前の売上40億円から65億円までの上昇を見込んでいるディライト(奈良県奈良市)。前年度(3月決算)は売上も25億円まで落ち込んだが、社内体制の改革なども図りV字回復が注目されている。今後は成長戦略の基軸にホテル事業の展開を積極化していくと語る、出口哲也社長を直撃した。
エリアでの評価も高まる
――今期は経常利益の黒字化を目標にして、計画を進めてきたそうですが。
出口「この1 年半は厳しい状況で、特に金融機関の存在の重要性を改めて感じた一年でした(笑)。今期に関しては黒字に転換していくという計画で、最終的には経常利益も1 億5000万円までになる見込みです。売上はもともと40億円でコロナによって25億円まで減少しましたが、今期は65億円とコロナ前の140%増を見込んでいます。要因としては、コロナ前から進めていた2ホテルの出店が影響しています。コロナ禍で契約内容を再度交渉しましたし、ANDO HOTELは平日に高齢者、土日は家族連れなど幅広いターゲットを獲得しています。ザ・ニューホテル熊本に関してもビジネスホテルの倍の価格ですが評価は県内でも1 位、2 位で、単月黒字になりました。ホテルの稼働も高まり、80~90%で推移しています。」
出口「一方、コロナ禍で退店処理も進めてきました。2020年から不採算店、不採算でなくても売上規模の小さい飲食・写真スタジオを6 店舗退店。今期も飲食2 店舗、写真1 店舗を閉じました。これにより飲食、写真事業共に黒字となり、リソースを集中することも出来ています。そのほかに運営受託の案件を獲得し、安定的に収益を上げています。ANAクラウンプラザ熊本、オテルグレージュ、八戸プラザホテルなど。運営受託関係を中心に営業しており、今までレストラン、ブライダル、ホテルなど色々な事業を遠回りしながら手がけてきた成果が出ているとも言えます。様々な事業チャネルを持っていることで、運営受託においてもシティホテル全部門を改善できるのは強み。ブライダル一部門だけでは成長戦略を描けないですから、トータルのノウハウを発揮して収益を高めています。」
――ブライダルに関しては。
出口「基本的にはワンバンケットが中心のため、経営体質としては健全。今期は少人数による単価減で売上は落ちていますが、4 月以降の見積もりを見ても通常帯に戻ってくることが期待できます。ただマーケットとして、各事業所で10%から15%は落ちるのではと予測しており、今後はターゲットを明確にしていくことが重要になりますので、まず会場独自で異なるコンセプトを作りブランドを高めていく取り組みを進めています。これまでは私が全体のブランディングを指示していましたが、それを各会場で支配人、プランナーが対応していき、地域に合った施設をしっかりと作り出すことを重視しています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)

