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《輝く女性支配人 VOL.31》復帰後に感じた現場への想い 自分だけでない“面”の幸せを目指す【ザ・ヒルサイド神戸 支配人兼ウエディングマネージャー 足立奈穂さん】

《輝く女性支配人 VOL.31》復帰後に感じた現場への想い 自分だけでない“面”の幸せを目指す【ザ・ヒルサイド神戸 支配人兼ウエディングマネージャー 足立奈穂さん】

 バリューマネジメント(大阪市北区/以下VM)に新卒で入社し、現在はザ・ヒルサイド神戸で支配人兼ウエディングマネージャーを務める足立奈穂さん。2人の子を持つママでもあり、子育てと両立しながらキャリアを築いてきた。約10年前の第一子出産当時は、業界全体でも産後に退職する女性は今以上に多く、足立さん自身も復帰後、仕事の向き合い方に悩んだという。ワークライフバランスを取りながら勤務する中で、何を感じたのか。足立さんの奮闘を追った。

 

 

辞退の予定から入社決断

「学生時代は京都の式場でサービスのアルバイトをしていました。選んだ理由は時給でしたが(笑)、チームで何かを成し遂げるやりがいも感じていました。業界への就職理由は大きく2つ。『結婚式は自分が主役になれる最高の日。ぜひ式を挙げてほしい』と、幼少期に父から言われていたことが1つ目。もう1つは、アルバイトで感じた〝疑問〞です。『ありがとう』の言葉はプランナーに寄せられる一方、サービススタッフにはなかなか届かない。この疑問も解決したいと思い、最終的に婚礼の道に進むことを決めました。複数内定となったためVMに断りの電話を入れたところ、『辞退するのなら対面で断りましょう』と言われてしまいました(笑)。オフィスで人事担当者と話す中で、歴史的建造物を未来に残すこと、結婚式を後世に繋いでいく想いなどを改めて教えてもらい、その場で考えも変わり、最終的にVM新卒2期生として入社しました。」
「入社後の1年間はサービスに従事。その後新規の配属となりましたが、プランニングへの興味は強く、上司に直談判のうえ配属を変更してもらいました。施行プランナーとなり感じたのは、周りに対する感謝。無事本番を迎えられるのは新規メンバーによる成約をはじめ、現場でゲストをもてなすサービスの活躍があってこそ。アルバイトで感じた疑問に戻ると、施行プランナーはカップルと接する時間が1番長いからこそ、御礼の言葉が届くというのも理解した一方で、チームで結婚式を創っていることを改めて実感しました。打合せの際には、『私も信頼している○○さん』などメンバーの名前を出すことも心掛け、チームで作っている結婚式だとカップルに伝わるようにしました。その後は異動も経験し、別会社のホテルウエディングのコンサル部隊にも配属になるなど、様々なことに挑戦していきました。」

アシスタントとして復帰
「2015年に第一子を出産、育休中に第二子の妊娠も分かり、トータルで3年ほどの産育休となりました。当時は今と比べて産後復帰するメンバーは少なく、復職に対しての不安は正直ありましたね。子育てとの兼ね合いもあり、資料の作成などプランナーの補佐をするアシスタントのポジションとして、平日5日間9時〜16時の勤務となりました。プランナーのサポートはもちろん大事ではあるものの、正直なところ〝物足りなさ〞を感じていたのも事実。一方で、当時の記憶はあまりないくらい子育ては目まぐるしく、ワークライフバランスを考えると、プランナーへの復帰はどうしても踏み出せませんでした。最前線で活躍する後輩を見て羨ましく思う中、判断しきれない自分もいて〝モヤモヤ〞する日々でした。そんな中、転機になったのは妹の結婚。『お姉ちゃんに担当してほしい』と言われプランニングの現場に立ったところ、『私がやりたいのは、やっぱりこれだ』と確信。土曜日は保育園に子どもを預け、月に何組まで担当を持てるか考え、プランナーに戻る決意を固めました。モチベーションも更に向上し、リクルート主催の『GOOD WEDDING AWARD』にも挑戦。セクシュアルマイノリティカップルのプランニング、新卒メンバーへの研修など様々な業務にも携わるようになり、マネージャーを経て現在の支配人となりました。」
制度の改革に声を上げる
「ママプランナーとして、会社の体制について声を上げたこともありました。約10年前は業界全体で産後退職する人も多く、当時のVMもその点に関しては道半ばだったかと。『ママになってもこの会社で働きたい』と思ってもらえるよう、仮に部署が変わったとしても、産前のグレードを維持できるようにしてほしいと先輩ママと一緒に声を上げたところ、制度・仕組みの構築に繋がりました。キャリアが長くなるにつれ感じるのは、私1人の〝点〞の幸せではなく、〝面〞の幸せです。カップルとゲストはもちろんパートナー企業、そして一緒に働くスタッフに幸せを感じてもらいたいですし、メンバーには誇りをもって働いてほしい。様々な経験を経た今だからこそ、強く思っています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)