LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

第1回「やりたい」を引き出す!女性リーダー育成の組織 デザイン ロールモデル不在は言い訳? 自身のキャリアを描く重要性【COCOSTYLE HR・人事キャリアコンサルタント 桑田まどか氏】
先月までの当社連載では、『女性リーダーになるとは』をテーマに、代表の荒井からお届けしてきました。今号からは新連載として、キャリアコンサルタントでもある私、桑田がバトンを引き継ぎ、女性がリーダーを目指したくなるような環境のほか、活躍していく組織の特徴など、更に視点を広げてお話ししていきます。
女性の多いブライダル業界の一方で、ことマネジメント層においては男性が圧倒的に多い現状。『リーダーになりたい女性が少ない』というよりは、『リーダーを目指したいと思える環境が整っていない』ことを課題と感じます。特に多いのは、「ロールモデルがいないのでキャリアアップを想像できない」との声。「いつかは○○さんのような女性支配人に!」と理想があるのも素晴らしいですが、組織として重要なのは、「私はこんな風になりたい」と自分自身の理想を持ち、どんな役割を担っていきたいか、どんなキャリアを描いていきたいか、一人ひとりがしっかり考えられる環境を整備してあげることなのです。現状マネジメント層は男性が多い中で、「○○さんみたいな仕事ぶりは、私にはできない」と、男性上司を見てそう思う女性もいるかもしれません。これに関しては、誰もその人のようになってほしいとも言っていなければ、思ってもいないケースが大半。大事なのは、自身のキャリアをきちんと考え、選択していけるかどうかです。キャリア相談のほかスキルアップも含め、1on1を実施する企業も多いかと。1on1と聞くと、多くの人が上司と部下の話し合いをイメージしますが、この“落とし穴”は、何か悩みがあっても上司には話しにくい、とくにMGRが男性の場合、女性特有の相談などは伝えづらいこともあります。 リーダーを目指したくなる環境整備という視点でオススメなのは、例えば顧客満足度といったテーマを決めて、同じくらいのポジションのスタッフ同士で対話の場を設けること。上司が同席するとなると自由に発言しにくいでしょうから、例えば後ほど出されるレポートをチェック、問題提起力は誰が秀でているか、マネジメント視点を持っているかなど、メンバーの特性、リーダーとしての素質も見えてくるはずです。そのほか、プランナー、サービス、キッチンなどそれぞれの部署から1人ずつ出して話し合うのもオススメ。代表者として意見を言う環境を用意することで、自ずとリーダーを目指したいという気持ちも芽生えてくるはずです。
~今号の問い~「リーダーを目指したくない」という女性の意見、当人の問題と捉えるのではなく、組織側から考えてみては?

