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キーマンに聞く

第3回《決め切れないネックを解決 新規接客のアプローチ術》ペットの参加が必須なカップル編【TRINITY BRIDAL 取締役副社長 池田 亜希子氏】
最近問合せの増えている、結婚式へのペットの参加。ペット=家族であるため、出来れば一緒にお祝いしたいと考える人も多いです。もっとも皆さんの働いている会場でペットの参加がNGであるという場合もあるでしょう。実際に私の入っている会場でも、ペット参加はNGというところも多いのですが、だからと言って諦めることなくベストな提案をして悩みを解決していくことは大切です。
実際に私が解決した、ある結婚式を紹介します。新婦の実家の愛犬で、結婚式には必ず参加して欲しいという夢を持っていました。競合先会場では、ペットの参加はOKであり、片や私の会場ではNGというハンデを負った状態からスタートしました。
まずは、新婦の気持ちに寄り添います。「〇〇様にはその様な素敵な夢があったのですね!」と寄り添い共感。その次に、「私共の会場は、ペットの参加が不可になっています。ただし、〇〇様と同じ様な想いを持った方も数多く挙げてもらっています」、「先ずは会場を見てもらい、その際に、実例を踏まえて沢山提案させてください」と会場に目を向けてもらいます。会場を気に入ってもらえれば、その後の提案も受け入れやすくなるからです。
このような事例の際は、内覧に力を入れて気に入ってもらう必要があり、会場を気に入ったという状態になってから初めてこちらの提案をします。例えば、「愛犬の等身大のパネルをウェルカムスペースに飾りましょう、ゲストも喜んで一緒に写真を撮りますよ」。「動画で参加してもらいましょう!事前に2 人と愛犬と動画を撮り、宴中に流しましょう」。「2 人の結婚証明書の証人のサインは愛犬にしましょう!」など、数多くの提案をしました。
最後に大切なことは、「大切にしているワンちゃんも、結婚式という知らない人が沢山居る中で参加したらストレスがかかってしまうかもしれない・・・そう考えて持ち込みをやめる人も多いです」と、他の新郎新婦の例を伝えました。私の担当したこの2 人も、様々な形で結婚式に参加してもらえると納得しながら、何より気に入った会場で挙げたいからということで成約に繋げることが出来ました。
このケースでは愛犬と一緒に結婚式をしたいという事例でしたが、こうした解決方法はどんなことにも変えて活かせるといえます。プランナーとしても、会場の決まりだからと出来ないことを諦めてしまうのではなく、2 人に寄り添い共感しながら課題を解決していく提案を重ねることによって、成約に繋げていきましょう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)

