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TVの技術プロダクションとの架け橋【長屋印刷 代表取締役 中川剛氏】

TVの技術プロダクションとの架け橋【長屋印刷 代表取締役 中川剛氏】

 名刺やパンフレット、チラシなどの印刷を手掛ける長屋印刷(名古屋市東区)は、新規事業としてブライダルへの参入を目指している。その特徴は、テレビの技術プロダクションと婚礼業界を繋ぐサービス展開。プロダクションの持つCGスキルを活かし、11月には愛知県内の式場のバンケットにプロジェクションマッピングを導入した。代表取締役の中川剛氏に、TVの技術会社とブライダルの共通点やタッグを組む意味、今後の展開などを聞いた。

TV業界でのキャリア

――中川社長自身、テレビ業界出身とのことですが。

中川「もともとTBSに在籍しており、5 年前に事業承継で当社に入社。2 年前に代表取締役に就任しました。それまでは番組制作の第一線に立ち、照明などの業務に携わっていました。社名の通り当社は印刷業になりますが、私自身別業界にいたため印刷の知識は少なく(笑)、本業はある程度社員に任せられる状況でした。だとしたら、新規事業により別途売上を出せるようなことに着手していきたいと。そこで、前職で培ってきたスキルやノウハウ、人脈などを活かして、TVの技術プロダクションとブライダル業界を繋ぐ架け橋になれないかと考えたのがキッカケです。」

――11月には常滑の式場に、プロジェクションマッピングを導入しました。

中川「プロジェクションマッピングの会社は多々ありますが、CGの制作を技術プロダクションが担うなど、当社の強みはTVの演出の知見を活かせること。実際に今回導入した宴会場は天井高があまりなく、プロジェクターで投影するとシャンデリアの影が映ってしまうのが課題でした。私自身照明業務に携わっていたので、どこにプロジェクターを置いて、どう投影すれば影の映ること無く綺麗な映像演出になるのかを考えました。今回の施工ではプロジェクターを2 台使用し、1 台は天井から吊るすことでシャンデリアの影の問題をクリア。一方で、投影する壁には階段が設けられていて、上からの映像投影だけでは階段の下部分に影が生じてしまいます。そこで2 台目を低い位置からの投影にして、階段を境に2 つの映像を同時に映し出すようにしました。」

――新郎新婦の写真やメッセージを入れ込むなど、オリジナルの演出にも対応できます。

中川「施工はもちろんですが、本サービスにおける当社の主な業務は進捗管理。カップルの写真を入れる場合は導入式場から発注を受け、開発したクラウドシステム上に画像をアップロードしてもらう。技術プロダクションはその素材をダウンロードし、完成したデータを再度クラウドに入れる流れです。素材や作業工程の間に入り、進捗を管理する役割を当社で担っていきます。また、素材の用意の期日などは自動メールで案内できる仕組みを構築しました。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月21日号)