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キーマンに聞く

事例コンテンツの発信を強化【エニマリ 代表取締役 菅原正純氏】
口コミサイト『みんなのウェディング』を運営するエニマリ(東京都中央区)。10月1日からは新体制となり、代表取締役に菅原正純氏が就任した。企業理念としても掲げる『結婚を祝う新しいカタチをつくる』ために、35歳の若きリーダーはどう舵を取っていくのか。式場の口コミ以外にも結婚式の事例をコンテンツ化し掲載するなど、今後の展開を中心に話を聞いた。
口コミをもとにサービス改善
――感染状況に波はあるものの、コロナの影響が長引くなかでの社長就任です。広告出稿を抑える式場も見られましたが、現状はいかがですか。
菅原「有料契約数はピーク時から20%ほど減少しましたが、業界全体で回復の兆しもあり、8 月からは増加に転じている状況です。中には解約といったケースもありましたが、有難いことに『こうした状況下でも口コミをもとに、サービス改善に繋げられた』との声を頂くことも多いわけです。一方で、創業から12年が経ち、『結婚式場の口コミサイト』という提供してきたサービス自体に、大きな変化はなかったのも事実。口コミは顧客満足度アップなどにも繋がる重要なものですから、その部分は引き続き大事にしながら、今後は新しいことにも着手していきたいと考えています。」
――11月からは、実際に式を挙げたカップルの『事例』紹介にも注力し始めています。
菅原「結婚式は体験であるという前提に立ち、実際の施行事例をコンテンツ化し、発信を強化していきます。流れとしては、自分たちらしい結婚式の様子をアップしている卒花嫁にアプローチし、どんなパーティーだったのかをインタビュー。写真とともに、サイト内に掲載しています。例えば『20名100万円』といっても、少人数パーティーという可能性もあれば、家族のみの会食でその金額になったというケースも。金額の出口部分だけを見ると同じでも、異なるスタイルで、かつ内容はさらにオリジナリティ溢れているわけです。一方で、有料メディアを開くと式場がズラッと並んでいる状況。式場を紹介する従来の媒体の役割に加え、実際にどんなことをしたのかコンテンツ部分を見せていくという意味で、施行事例のアップは重要になります。若い世代はインスタやTikTokなどのSNSを回遊し、情報収集していくわけですが、ウエディングに関してそうした情報が1 つにまとまっている所も必要だろうと。その役割を担えるのは、婚礼に特化した媒体の私たちだと考えています。」
――事例をもとに、花嫁はやってみたい演出などイメージを膨らませていくこともあるかと。
菅原「例えば事例の中から、Aさんの料理、Bさんの会場装花、Cさんの演出を組み合わせて、マイページに“オリジナルの結婚式”として保存。それに近いものを実現させるために当社の相談カウンターに来てもらい、新郎新婦と会場をマッチングさせるといったことも可能になってくると考えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

