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[Special Interview]プレタポルテのドレスにも注目【コンデナスト・ジャパン 『VOGUE JAPAN』ファッション・フィーチャー・エディター /『VOGUE Wedding 』 クリエイティブ・ディレクター 中村真由美氏】

[Special Interview]プレタポルテのドレスにも注目【コンデナスト・ジャパン 『VOGUE JAPAN』ファッション・フィーチャー・エディター /『VOGUE Wedding 』 クリエイティブ・ディレクター 中村真由美氏】

 世界24の国と地域で発行している最先端ファッション誌『VOGUE』の日本版として創刊した『VOGUE JAPAN』(発行:コンデナスト・ジャパン〈東京都渋谷区〉)。年2回の季刊誌として発行しているウエディング誌『VOGUE Wedding』の世界観を表現したVOGUE Wedding Salonを、2月9日表参道にオープンした。サロンの意義や今後のトレンドについて、同誌のクリエイティブ・ディレクター中村真由美氏に聞いた。

――中村さんは、昨年10月、NYの2019年秋冬コレクションを取材した際に、ここ2 ~ 3 年での大きなトレンドの変化を感じたそうですね。
中村「ひとつは、スタイルの多様化。ブライダルに限らず、ファッション、ライフスタイル、カルチャーがよりグローバル化しています。さらにダイバーシティなど価値観の多様化も表れています。世の中の流れがウエディングにも反映されているということでしょう。ブライダルで特に目立っているのはパンツスタイル。同性婚など様々な結婚の在り方が世界中で支持されてきたという背景もあるのでは。また、自分たちの価値観に合わせたスタイルを志向する人も増えました。例えばリゾートウエディングならばパンツも恰好がいいなど。トラディションが崩れているというよりは、多様化がより進んでいると見ています。これまでは得意なブランドだけがパンツスタイルを出していましたが、今シーズンは、どのブランド、デザイナーも1種類以上は取り入れています。その他にも、ミニ、スリット、ウエストを見せたデザインなど新しい価値観を表現できるドレスも増えています。」
中村「2 つ目はSNSの台頭により、インスタジェニックを狙ったドレスが増えていること。これまでの花嫁はドレスに対して、自分に似合うもの、着たいものという観点から選んでいました。今は人に見せて驚かせたい、スゴいと言われたいという理由で選択しています。これまでプライベートなものだったウエディングドレスが、インスタなどSNSを通してパブリックなものに変化しています。顕著な例としてはウエディングシューズ。ここ数年で、インスタに投稿しアピールしたい、つまり[見せるもの]になりました。自分のためのものから人に見せるものへの変化です。インスタジェニックのトレンドは、大胆なシースルーのドレス、大きなリボンなどにも表れています。また、ケープはほとんど取り外せる2 WAYタイプ。予算を抑えて2 パターンのフォトジェニックなものを着たいというニーズに応えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)