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HPの病巣を発見・改善するドクター【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

HPの病巣を発見・改善するドクター【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

 今年の1月11日に設立したアンドディファレンス(東京都渋谷区)。ブライダル業務をサポートするニューバリューフロンティアのグループ会社の一角として誕生し、マーケティングを専門的に支援していく役割を担っている。集客経路が細分化、複雑化していくマーケットにおいて、様々な角度からの分析・改善が求められている今、これまでに培ってきた豊富なノウハウを発揮していく。同社の代表取締役社長・秋山弘毅氏が、今号から6回にわたりHP集客を目的とした改修ポイントを連載で紹介していくが、初回は同社のミッションやHP集客についての考え方を聞いた。(PR)

複雑化する集客経路

――ブライダル市場のマーケティングが複雑化、専門化している状況で、そのサポートのための会社を設立しました。

秋山「ニューバリューフロンティアのグループ会社の一角として設立しました。ニューバリューでは以前から、マーケティング業務を展開し、これまでに300社以上をサポートしてきました。直営会場のアールベルアンジェ名古屋の成功事例をベースに、そのノウハウを他会場にも提供してきたわけです。もっとも集客については、業態やエリアの特性などによってここ数年複雑化しており、より多くの事例のアップデートが求められます。また、これまでの主流であったゼクシィに出稿するという選択肢以外に、ここ数年はオウンドメディア、アーンドメディアもフル活用したクロスメディア戦略が必要になっています。全ての支援に対応できるようにサポート内容もバージョンアップしてきた過程で、より専門性を高めたWEBマーケティング会社として誕生しました。現在は社員18名、業務委託のスタッフ23名で、全国の会場にサービス展開しています。」

――ゼクシィに出稿しているだけで良かったという時は、会場としても何ページ出すか、どんなビジュアルにするかを考えるだけで良かったわけです。メディアの多様化の現状に、どのような課題がありますか。

秋山「当社として大切にしているのは、媒体予算の最適化です。どの媒体に、どのくらいの予算を使うのかの見直し。コロナ禍で結婚式をまだ迷っているという新郎新婦もいて、マーケット全体の動きはコロナ前に比べれば減少しています。つまり、これまでのようにゼクシィに大量に広告費を投下しているだけでは、以前同様の来館は確保できない。HPやWEB広告、SNSなどを重視する人、迷っている人などの多くの層に情報が届かなければ、CPA(来館単価)はどんどん高騰しコストバランスは悪化していきます。」

秋山「そうした状況で、単に集客をサポートしますではなく、経営にまで寄り添うことも必要となってきました。経営に即した集客を考える場合、それこそ集客数を減らしたとしても、成約率が高ければコストバランスは正常化しますから。仮にゼクシィに月200万円を投下していた会場であれば、100万円を削ってそれをWEB広告に全て切り替えるのか、それとも50万円だけをWEB広告に費やし、残りの50万円×12回=600万円の広告予算そのものを削減するのか。経営に寄り添うというのは、エリアや業態等を踏まえた提案をしていくことです。」

――成約率の高い集客という点では、自社情報がより濃度高く掲載されているHPは、それだけ確度も高いと言えます。

秋山「ゼクシィに投下して広告を出しておけば、何組来るのかが成立していた時代から、費用対効果は合わなくなってきたのは実情です。そこで投資をそれほどかけずに、集客のできるHPに注目が高まり、成約率もいいということに多くの経営者は気づき始めています。またHP集客は、顧客情報が自社で蓄積できるのも大きなメリット。Googleアナリティクス(以下GA)に累計の数字が溜まっていくため、新郎新婦像、年齢、居住地、来館経路などがデータベース化されます。以前はYahoo!から来ていたが、直近ではインスタが多いという傾向だけでも把握できれば、インスタ広告、インスタ投稿に力を入れていこうと手も打てます。」

 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)