LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

25式場と二次会送客の提携【7H CONNECTION 代表取締役 山下裕喜氏】
人の集うことが懸念されたことで、結婚式以上に激減した二次会。二次会専門サポートの7H CONNECTION(大阪市東淀川区)は、売上が一時95%も落ち込んだものの、昨年には回復の兆しを見せている。同社の仕組みは式場との提携による送客で、送客した式場に手数料が入る。単価アップが課題の式場にとっても、これまで垂れ流しにしていた二次会売上を確保できるメリットは大きい。信頼を担保している同社のポイントを、山下社長に聞いた。
明確な料金で信頼を担保
――二次会のトータルサポートですが、他社との違いは。
山下「私自身、もともと式場でプランナーとして7 年ほど勤めていました。二次会に関しては、自由にどうぞといういわば新郎新婦にお任せの状態でした。また、結婚式終了後に聞いてみると、幹事さん同士の連携がうまくいかなかった、料理がよくなかった、予約がダブルブッキングされていたなど、トラブルの話も頻繁に聞きました。そこで二次会トータルサポートの会社を立ち上げましたが、集客については式場との提携による送客を基本にしている部分がポイントです。」
――式場提携の二次会サービスというスタンスであるため、信頼感は重要です。
山下「料金に関しても、安く告知しながらその後に値段が上がるでは不信感となりますから、14万3000円~という明確なプランを設定し、それ以外に1人あたり3300円としています。また二次会会場のクオリティも大切で、ランク分けしたうえで新郎新婦に案内。何かあれば結婚式場側のクレームになってしまうため、クオリティにこだわり信頼を担保しています。」
――新郎新婦自身で対応するのに比べ、費用が掛かることへの負担感はいかがですか。
山下「二次会でよくあるのが時間の延長。2 時間のところを30分超過しただけで、延長料金が発生します。当社の場合はプランナーや専属の司会が進行を担当することで時間をコントロールしつつ、仮に延長した場合は延長料金を当社で補償しています。また一般的な二次会では、幹事は通常4 名になりますが、謝礼をはじめ、事前の打合せに何度も集まる必要があり、その都度交通費や飲食代は新郎新婦負担。当社の仕組みは、スタッフが新郎新婦、幹事の集まりやすい場所まで行って打合せ、その時のドリンク代なども含めています。もう一つは飲食店選びの利便性。飲食店によっては値段が高いのに、出てくるのはポテトや唐揚げ程度というケースも多い。しかも一般の人であれば、グルメ情報サイトを見て判断するしかない。蓋を開けてみないと分からないのに対し、当社では結婚式の重みを理解している飲食店150店舗と提携しており、内容も把握しているのは安心感となっています。」
――コロナの影響によって二次会は一気に減少しました。もっとも、昨年に入り、大分回復してきたようですね。
山下「コロナ前は年間360件と毎年増加傾向だったのが、2020年は95%ダウンとなりました。昨年に回復傾向を示し、来期はコロナ前の水準を見込めるまでになっています。」
――式場との提携により、式場の単価アップにもなります。
山下「現在25式場と提携していますが、当社の契約している飲食店で二次会を開催した場合には、そこから入ってくる料飲代金の10~15%を、そのまま送客手数料として式場に渡しています。もともとなかった二次会の収入が入ることで、積極的に案内をしてくれる式場も増えています。そもそもゲストハウスや専門式場は、1 回転目の二次会を自社内で獲得することは出来ない。さらに自社で二次会を対応しようにも、夕方以降の開催となれば、プランナーも長時間勤務になってしまいます。しかも単価は低い。それならば当社に任せてしまった方が、手間もなく売上を確保できます。また最近増えている問合せとしては、自会場内で二次会を実施する際に、打合せから当日まで二次会の運営受託のような形。業務効率化の側面からも、今後は増えていくでしょう。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)

