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キーマンに聞く

10年以上の経験豊富な人材を派遣【ニューバリューフロンティア 執行役員営業本部長 桑山啓氏】

10年以上の経験豊富な人材を派遣【ニューバリューフロンティア 執行役員営業本部長 桑山啓氏】

コロナ禍を経て、特にホテル婚礼部門を中心に新規営業人材の不足が顕著になっている。広告予算が取れないため集客の手を打てず、その影響からこの1年以上新規集客が激減。集客が減少すれば新規担当人員を他部門に異動、または自然退職を進めてきたため、感染が収束し徐々に新規が戻ってきても肝心の対応する人がいないという悪循環に陥っている。さらに新規担当のみならず、打合せに対応のスタッフを減らしてきた施設もあり、運営面で大きな支障が出ている。そこで注目を集めるプロフェッショナル人材のスポット活用をサポートするニューバリューフロンティア(東京都渋谷区)の桑山啓氏に、その活用法を聞いた。

 

新規来館を断るケースも
――特にホテルを中心にして、婚礼部門の人員が不足している施設も多いとのことですが。
桑山「マネージャー自体がいないケースと、新規に出て契約を取れる人材がいないという2つの悩みをよく聞きます。新規人材の不足は、結婚出産などでの自然退職もありますが、コロナ禍になって集客が来なかった時期が続いていたため、スタッフが働き方への不安を抱えて退職してしまったところも多いです。男性社員に比べて現場を担当する女性の離職率が高く、社員ではなく派遣やアルバイト雇用に変更したためモチベーション面での課題も耳にします。中には、4名いた新規スタッフが一人もいなくなってしまったというホテルもありました。そうなると、マネージャーが一人で毎日出勤して新規に対応するわけですが、他の業務も考えればせっかくの予約も断らざるを得ない状況になっています。」

――現状でも新規人材が不足ということは、年明けシーズンはさらに厳しいことになります。

桑山「積極的な集客をしなくても、ある程度名前の知れたホテルであれば一定数の問合せは来ます。ところがブライダルのスタッフが誰もいないため、クロークやベルボーイ、中には掃除の担当が見学案内しているところも出ています。月に30組の見学予約に対して、10組以上をお断りせねばならないなど、これは非常に残念な状況。現状でも2019年比で集客が70~80%程度にまで戻ってきて、このままの感染収束状況が仮に続けば、来年の春にはほぼ2019年同数程度まで回復する可能性もあるのですが、対応する人が不足して、さらに急に頭数を揃えてもスキルが伴わないわけです。」

――とはいえ、固定費になるスタッフを一気に採用するのもまだまだ不安な状況です。そこで注目されているのが、フリーのスポット人材の活用ですね。

桑山「当社でも年明けに向けて、新規・施行に対応できるフリー人材を派遣する事業をさらに強化していきます。現在でも30名が所属し、多くが30歳代以上のため新規、施行共に経験豊富な人材で、どちらの業務にも対応できるスキルを備えています。打合せについても、ゲストハウスの場合には自社のスタイルを重視する傾向もあってフリーに任せることは敬遠されがちですが、例えばホテルや専門式場であれば自社の結婚式のブランディングもそれほど明確でないため、フリープランナーが対応しても遜色はありません。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)