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:連続企画⑤:結婚式での音楽利用♬止めよう!違法行為!!【レコチョク 提携事業部部長 松本秀雅氏】

:連続企画⑤:結婚式での音楽利用♬止めよう!違法行為!!【レコチョク 提携事業部部長 松本秀雅氏】

 2022年、レコチョク(東京都渋谷区)は、USEN(東京都品川区)との協業でウエディングに特化した披露宴BGMパッケージ【WEDDING MUSIC BOX】の提供を開始した。そもそも配信音源は私的利用に制限されているため、披露宴のBGMには使えない。そのため新郎新婦はわざわざCD原版を用意しなければいけなかったわけだが、このサービスの登場によって、同社の約1800万曲の配信音源をBGMで使用できることが可能となった。

――USENとの協業に至った経緯を教えてください。

松本「以前から、USENとブライダル業界の音楽利用についての話をしていました。音楽とブライダルに関する課題解決のために構想を持ってはいたものの、ちょうどISUMの展開が積極的になってきたタイミングで、少し様子を見ようと。その後ISUMが軌道に乗ってきたのを機に、再度進めることになりました。その時点では他業界での展開も含めて考えていたのですが、一番可能性を感じるのはブライダルだということでこの形になりました。」

――もともとUSENのサービスに、自分好みのBGMリストを作れるサービスがありました。

松本「OTORAKUですね。これも当社との協業で、店舗のBGMリストを作る際に、当社の配信楽曲から選ぶことのできるサービスです。これをベースにしたウエディング向けパッケージとして作ったのが、【WEDDING MUSIC BOX】です。新郎新婦が思い思いにプレイリストを作り、オンデマンドで再生する仕組み。OTORAKUは複製利用が認められていないため、披露宴会場で好きな曲の好きな部分だけ流すというような使い方はできません。【WEDDING MUSIC BOX】は、その部分もクリアにしました。」

――事業者、新郎新婦の誤解として、ダウンロード音源は購入しているから、披露宴のBGMとして使えるのでは思われている可能性があります。

松本「ダウンロード音源を披露宴で使用することは、利用範囲という部分で問題になってきます。たとえば当社のダウンロードストアにしても、他のサービスでも、『私的利用で楽しむことに限る』という利用規約になっています。披露宴会場で流すのは私的利用の範囲を超えています。つまり、ダウンロード音源を結婚式のBGMには使えないのが大前提です。」

松本「そのためBGMで使用するためにCD原版を用意しなければなりませんが、そもそも再生機器を持っていない若者も増えていてそれは現実的ではなく、さらに最近では配信限定楽曲も多くなっています。そこでレコード会社や権利者に対して、目的や使い方、機能、掲載条件、使用された場合の報告などを一つひとつ説明していき、現在【WEDDING MUSIC BOX】のサービスの中であれば使えるようになりました。」

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)