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キーマンに聞く

高性能マイクで集音【TIPLOG 代表取締役 CEO 高津 守氏】
高性能マイクでの音声録音と文字起こしを活用し、プランナーの業務を支援するAIサービス「Phonoscape(フォノスケープ)」を提供しているTIPLOG(東京都大田区)。新規のみならず、打合せ接客の分析にも効果を発揮している。
―― マイクで集音し、それに基づき接客分析をしていくサービスも進化しています。
高津「これまではカスハラ対策上の安心安全の担保、言った言わないを無くすといったことが注目されていたのに対し、今は接客内容の解析もしていて、新規のハイパフォーマーの売れている要因を分析できるようになっています。また、ゼクシィのクラスタ分析の検証。アンケートを分析し、この人はどのクラスタかの情報がゼクシィから来るものの、実際にカウンセリングに入ってみると、若干ずれも出てきます。新規中のカウンセリングが終わったタイミングで情報をかけることによって、その後のラウンド、クロージングではどんなアプローチをしていけばいいのかが明確に分かるようになっています。」――いくつもあるAIサービスの中で、差別化ポイントは。
高津「音声の集音の質が、圧倒的に違うと思っています。PCやiPadで集音しても、隣のブースの声を拾ってしまい、また文字起こしのレベルも一般的に60%程度の正解率と言われています。正直、実際のビジネスとして進めていく上で、この正解率では確認の手間も出てきて、面倒だからと使わなくなってしまう可能性も出てきます。その点当社のマイクは高性能で、正解率も90%となります。BGMのノイズカットも含めて、分析できるような純度の高い音声データとして集音する仕組みは、他のサービスとの違いと思っています。」
高津「もう一つ機能面で、話しが始まると勝手に録音がスタートし、事前設定なども一切不要。マイクが『会話が始まった』と感知して自動集音し、打合せ終了時には自動的に管理画面に音声データをアップするという仕組みです。この手間が全くかからないというのは、会場からも高い評価をもらっています。」
――分析レポートの幅も広がっているようですね。
高津「新規セールスはマンスリーでの分析を出し、プランナー別の特性の調査も可能です。プランナー自身にとっては、なぜ自分が売れなかったのかを自分で発見できます。一方でマネージャー側としては、売れないからロープレをしておけといった曖昧な指導ではなく、適切なコーチングに繋がります。」
――全てのテーブルに10台以上導入している会場では、特に打合せの分析に期待を持っていると聞きます。
高津「プランナーの打合せを集音して分析をかけてみると、単価アップの提案の抜け漏れが非常に散見されました。1 つの事例として、新郎新婦がウエディングケーキの提案を受けたときに、『ちょっと寂しいかな』という声がありました。2 人からわざわざ単価アップのキラーパスを出してもらっているのに、プランナーは『皆さんこれくらいですよ』と言ってしまっていたわけです。そこで一言、花を追加で入れませんかと提案するだけで、3 万円程度単価も上がります。マネージャーはすべての接客に同席できるわけではないからこそ、逃している単価アップの可能性が見えてくるのは、注目されています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)

