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キーマンに聞く

隔月連載:第4回:集客経路別〔攻略法〕「WEB広告」で失敗しないためにクリック率を重視【ベック(ミッテ) 取締役 大前友美氏】
公式サイトからの予約を増やしていきたいという意識が強く、WEB広告を駆使するほか、それを飛び越えてSNS広告に積極的な会場もあります。今号では、改めてWEB広告の基本となる要点を説明します。
WEB広告に対して、よくある会場の声としては、「WEB広告について、いくらかけたらいいか分からない」、「WEB広告を始めたけれど、ホームページ予約が増えない」、「クリック数、アクセス数は増えたのに、コンバージョンにつながらない」といったものなどがあげられます。まず、今なおフェア予約にもっとも繋がりやすいのは、Google広告の検索キャンペーンとなっています。これは、ユーザーがキーワードを入れたときに出てくる、広告表示のこと。
検索キャンペーン以外に、ディスプレイ広告やSNS広告、YouTube広告を活用する必要性はあるものの、考えるべきはターゲットの温度感。自分で結婚式場を探そうと、指を動かして検索している時に表示される検索キャンペーンに対し、ディスプレイやSNS広告はスマホを閲覧中に何となく流れてくるもので、検索意欲の強さとしては薄い面があります。会場としてブランディングをしたい、認知度を高めたいといった場合にはそこを強化するのもいいのですが、来月、再来月の予約が欲しいのであれば、順番としてまずは検索キャンペーンを活用します。
そこで最も重要になるのは、クリック率の目標設定。代理店の場合、クリック数にウエートを置きがちですが、実際には表示された回数に対するクリック率を追うべきです(下段表の太い線で囲っている部分)。
例えば、ユーザーが【レストランウエディング 大阪】で検索した時に、そこに出される広告が【大阪で人気のレストランウエディング】と表示されていれば、検索意欲に近いためクリック率は高くなっていきます。仮に【少人数もできるレストランウエディング】などと表示された場合はどうでしょうか。見出しの入れ方が、検索ワードに対してきれいにフィットしていないと、クリック率は高まりません。
これはコンバージョン面でも注意すべき部分です。上記のように【レストランウエディング 大阪】で検索➡広告表示が【少人数もできる】➡そして最終的にHPに辿り着くと【最大90名まで対応】と載っていた場合はどうでしょうか。検索するワード、表示される見出し、HPに一貫性がないと、コンバージョンにはなりません。
一般的にクリック率は5 %あれば優秀と言われていますが、ブライダルは高額商品のためエンゲージメントを高めておく必要があります。それも踏まえて望ましいクリック率は10%以上。クリック数ばかりを重視している、またクリック率10%程度で満足している代理店は、ブライダルのことを知らないと判断すべきでしょう。
また、Google広告の適正予算は月来館目標数× 1 万円(50件目標の場合は50万円)。クリック率目標10%以上の他に、自会場のことを知った上での指名検索のクリック率は、25%以上を目標に設定していきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月1日号)

