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連載9〔今こそ!!ホテルウエディング〕会場プランナー、パートナーと共に商品を開発【ADLIVE 代表取締役 松木順水氏】

連載9〔今こそ!!ホテルウエディング〕会場プランナー、パートナーと共に商品を開発【ADLIVE 代表取締役 松木順水氏】

クリエイティブについて、会場をただ撮影することはどこにでも出来ます。その点、当社では会場毎の強みを見つけ、武器になるものを作っていくことがクリエイティブだという考えを大切にしています。単に綺麗な写真を撮影し空想上の価値を提案しても、来館ギャップが生じて、例え集客は出来ても成約には繋がりません。取り扱っていないドレス、おしゃれに作ってもらった普段使っていないフラワーを使っての写真は、現場に落とし込みもされずに広告と現実がかけ離れてしまうからこそ、写真撮影をするだけでなく、会場のプランナーやパートナー企業と一緒に、商品開発していくプロセスを重視しています。

以前撮影した会場では、フラワーショップに商品提案をしながらクリエイティブを進めました。その過程でショップの仕入れ方法、使用する花材も変化し、クオリティが向上したと今でもプランナーから装飾の写真が送られてきます。嘘のないみんなで協力して作る商品をブライダルに落とし込むことで、写真が会場の価値を写し出し集客にも繋がっていきます。

以前の連載でも紹介しましたが、軽井沢のホテルでは敷地にある宿り木を使ったセレモニーを作りました。他にはないオンリーワンの特徴であり、宿り木の下で誓うと永遠の愛になるというストーリーを活かし、挙式だけではなく写真スポットとしても活用。これまで見たことのないセレモニーは、写真でも大きな違いを生み出していて、唯一無二の武器になっています。

他にも、クルーザーを使った結婚式を撮影と同時に商品開発しました。船内の制限がある中で、料理はアペリティフとコンロを使ったバーべキューを提案。フィッティング、ヘアメイクは近隣ホテルの協力を得ながら、プロダクトを作っていきました。またバリの2 ホテルでは、前撮りのツーリズムを商品化。海から遠いホテルでは、現地のフラワーを調達し、熱帯の森の中での撮影プランを。海に近いホテルに関しては、バリで撮影する意味を重視し、砂浜をラクダに乗って歩けるプランを提案しました。そこにしかないものを探して、プロダクトに結び付けた事例です。

チャペルの弱いホテルで撮影を行った際には、ロビーチャペルの商品を開発しました。特色もないチャペルで単に撮影するのではなく、そのホテルならではの強みを考え、抜け感があって、さらにガラス張りの向こう側に森が広がっていることに着目。素敵なロビー空間をチャペルにして、周囲に木を配置し新たに撮影を行いました。今ではこのロビーチャペルが、キラーカットになっています。

当社では、課題解決とブランディングの観点から、会場に合わせたスタイリングをイチから作っていて、それが結果として撮影後にもパッケージとして販売できるようになっています。さらに会場のスタッフ、パートナーと一緒に作ることで、自社の強みの再認識にもなり、本来の価値となっていきます。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)