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連載8《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》新規来館を促すための情報活用 業務のオートメーション化も重要【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】
皆さんこんにちは。TAIANの米倉です。今号の連載では、『新規の来館管理と分析』をメインテーマに、現状の課題や解決策、当社システム導入後の成功事例などを紹介していきたいと思います。
当社の展開するAll in One婚礼システム『Oiwaii(オイワイー)』ですが、導入に関する相談背景として、様々な理由が挙げられます。例えば残業時間カットなどの業務効率化促進のほか、生涯顧客化のためのデータ管理など。また、「新規来館などの分析に、システムを活用していきたい」というケースも多くなっています。
新規来館に関するデータを何も取っていないという式場はないかと思いますが、各施設の皆さんとのお話を通じて、いくつか課題も見えてきています。例えば複数システムの導入。マーケティング、新規、施行などそれぞれのチームがいいと思っているシステムを、各チームで導入している結果、情報が連携されずに、うまく来館管理ができていないケースなども。また、システム導入時は機能的に問題がなかったものの、時間が経つにつれて目標が変わっていったり、欲しい形でデータを取得できなかったり。こうした課題から、システムが入っているものの活用しきれていない、うまく運用できていないというケースも見られています。
実際に、当社システムの導入企業の事例として、メールのオートメーション化で確実に来館に繋げる取り組みが挙げられます。予約時のお礼メールはもちろんのこと、来館の数日前などに「お待ちしております」というリマインドメールを送っているかと思いますが、ここを事前設定し自動化。仮に手動で送るとなると、送り忘れてしまう可能性もあるほか、公休のスケジュール上、○日前に送るという社内のルールが曖昧になってしまうこともあります。
また、新規見学が済んで検討中のカップルに対するフォローのメールも、自動で送信できるようにするのも重要。ステータスによって自動でメールを送れれば、最終決定の後押しにもなります。
システムを通じたオートメーション化は、データドリブンな式場運営に繋がるのもポイントです。例えばメール開封率。通常どおり送ったメールであれば、開封されて内容を確認し記載のリンクもクリックしてもらえているのか、開封はしたけれどメールの内容まで見られることはなかったのか、もしくは開封すらされていないのか。こうした結果は、システム無しでは分かりません。開封率はタイトル1 つで変わることもあり、そこから来館に繋がる可能性を考えると、データ管理と分析がいかに重要かということが、改めて分かります。
また、来館数をアップするためには予約枠を確実に押さえることもポイント。当社のシステムではメンバーのスケジュールと、ブライダルフェアの予約残数をリンクさせる機能を用意しています。これにより、フェア予約が入ると同時にスタッフのスケジュールも押さえられる仕組みで、イメージとしては、美容サロンの予約サイトのような感覚。新郎新婦にとって簡易的に即時予約ができるようになったことで導線がアップデートされ、「接客枠の回数を増加できた」という結果に繋がっています。
システムは導入したら終わりではなく、必要な機能は何かなども考え、システムの活用を常に考えていくことが重要。得られるデータはこれでいいのかなど、定期的な見直しなども必要になっているのではないでしょうか。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)

