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連載8≪ヒト売り時代のセールス講座≫プランナーへの信頼に繋がるパフォーマーの提案【VIVACE st 代表 衣川 雅代氏】
プランナーはプランニングによって、結婚式の時間デザインと空間デザインを手がけます。今回のテーマであるパフォーマーの活用は、ゲストの心を動かす空気感のデザインをもたらします。もっとも持込みの多いパフォーマーを自会場手配した、もしくはオススメしたことがあるというプランナーは、実際には非常に少ないと感じます。
パフォーマーは中人数以上の人数帯の進行やプランニングにも貢献し、また新規接客の強みとして差別化も考えられます。さらに単価は、8 万円以上、10万円以上であることも珍しくはありません。売上にも寄与するからこそ、手配に苦手意識を持つのは非常にもったいないといえます。
まず機能的価値として、進行がスムーズになりメリハリもつきます。スポットで短い時間だけ入るフレアバーテンダー、獅子舞などがあり、一方でバルーンアーティスト、マジシャンであれば数時間いてもらうことで、様々なシーンでゲストを楽しませられます。長時間型と短時間型の2 つのジャンルの使い分けをしながら提案できる力を持つと、新郎新婦からの評価も高まるでしょう。
気持ちの面での価値としては、「もてなされた」、「楽しませてくれた」と感じてもらえるのはパフォーマーの力の一つ。さらに意味的価値として、2 人らしさをより表現できますし、地域性や文化といったものも反映できます。
例えば、世間的なブームになった謎解きのパフォーマンス。2 人共に好きだからと、30万円程度の費用をかけて結婚式で実施する新郎新婦もいます、仮に持込みでそうしたパフォーマーが入ったのであれば、ニーズがあるという証明です。だからこそ持込みではなく、提携を持ち掛けることは大切。提携出来た場合には、会場ならではのコラボ商品を作るのも一つのアイデアで、打合せや新規時にプレゼンテーションしていきます。
他のパフォーマーも同様で、仮に一組でも実施してもらった時には、その様子をビジュアルでしっかり収めておき、SNSなどで発信。そうなると自分たちも同じようにやってみたいというカップルを呼び寄せられる可能性もあり、結果として会場らしさにも繋がっていきます。
そのためにも、パフォーマーをダメもとでも提案する習慣を持っておくと良いと思います。パフォーマーの入る進行を「イレギュラー」と考えてしまうプランナーも多いのですが、たとえレギュラーではなくても普通のことという考え方を持ち、全スタッフで取り組めば、単価アップに繋がっていきます。何よりもそうした提案のできるプランナーであれば、信頼感も得られるでしょう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月1日号)

