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連載6《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》インスタ用にあえて引いた写真

連載6《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》インスタ用にあえて引いた写真

会場撮影を依頼される際、ほとんどの企業はゼクシィでどういう効果を狙うのかを考えています。ノバレーゼの顧客アンケート内で【どの媒体を通過してきたか(複数回答)】という調査をしていますが、1 月~ 3 月の全店平均はゼクシィnet40%、ゼクシィ本誌25%、インスタ(アカウント・広告)27%という結果でした。つまり、ゼクシィ本誌でどう見えるか以上に、インスタアカウント・広告で打ち出していくための写真撮影が大切になっています。

今回紹介している写真は、ノバレーゼの運営するジェームス邸でのフラワーシャワーのシーン。インスタ広告を意識したもので、ゼクシィ本誌に掲載する写真とは表現を変えています。

ゼクシィ本誌では花嫁目線の主観的な表現を意識して、フラワーシャワーでも花嫁、ゲストなど人物に寄った写真が一般的です。2 P、4 Pの誌面上では、まずチャペルなど空間全体を説明する写真を大きく載せ、付属的にフラワーシャワーなどのシーンを掲載しています。それに対し、インスタの場合は写真一枚勝負。主観よりも客観性を意識して、引いた構図で撮影しています。フラワーシャワーという行為だけでなく、スペースの雄大さ、空間のディテールも把握できるように、写真一枚の中に、訴求要素を3 つ以上組み込んでいます。

また右側のグリーン部分をあえて多くしているのは、スペースを作ることで写真の中にコピーを入れるためです。このままスクエアに編集することも可能で、よりインスタに最適化した写真となっています。

こうした広い場所がない場合も同様で、例えばチャペル内でのフラワーシャワー、バンケット内のケーキカットといったシーンも、その行為に寄るのではなく引いて撮影。遠目から写し、施設の空間全体を一枚の写真の中に表現します。

もう一つのポイントとして、リアルと広告の中間を突くこと。今回の写真も、いわば結婚式のスナップのノリで、フラワーの投げ方もよりリアルになることを重視しました。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)