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連載4《ブライダル業界 活性化のためのM&Aの指南》M&Aにおける仲介会社の役割と依頼するメリット【イロドリ 代表取締役社長 千々木綾氏】

連載4《ブライダル業界 活性化のためのM&Aの指南》M&Aにおける仲介会社の役割と依頼するメリット【イロドリ 代表取締役社長 千々木綾氏】

今号は、M&Aにおける仲介会社の役割と、プロに依頼するメリットをお伝えしたいと思います。

10年ほど遡ってみると、事業承継の際に直接取引というケースも多く見られ、現在においてもその流れはゼロではありません。企業によっては昔からのお付き合いを大事にすることも多く、その名残が直接取引という選択肢に繋がるケースもあるようです。

では、仲介会社を入れるメリットを考察していきましょう。ポイントは大きく3 つで、①情報、②実務、③コミュニケーションが挙げられます。1 つ目の情報ですが、M&Aは売却完了までに大きな選択を何回もするため、情報をしっかり持つことで選択肢を広げられるようになります。例えば、売り手が最初に決める売却価格。直近のトレンドや過去の事例など、M&Aの具体的な情報を知ることで、自分にとってベストな選択ができるようになります。また、直接交渉となると買い手候補はやり取りをしている所のみとなりますが、仲介会社が入ることで、ベストな相手先を選べるようにもなります。

2 つ目は実務。M&Aはビジネス、法務、財務などの視点から多くの決定事項があり、契約後の保全を考えて、契約書を作成します。譲渡後もスムーズに運営できるように、抜け漏れなく取り決めをして、各取り決めにおけるリスクを把握しながら進行していく必要があり、この部分を専門機関に任せることは大きな安心に繋がってきます。

最後にコミュニケーションですが、仮に直接交渉する場合、どんなに互いを知る旧知の仲だったとしても「少しでも自分の得になるように」と、その時点で利害が対立してしまいます。そうなると、感情のもつれや不信感などに繋がる可能性も出てきてしまうのは当然でしょう。一方で、仲介会社が入ることで、良好な関係を築いたまま双方納得できる友好的なM&Aが成立する可能性が高まるわけです。

手数料がかかるなど、仲介会社を入れる“デメリットもありますが、M&Aを直接やり取りしたと言う買い手側から実際に話を聞くと、「蓋を開けてみたら人材がいなかった」、「実は負債があった」など、仲介会社が入ることで防げた“失敗”を耳にすることもしばしば。M&Aの機会は人生においてそう多くはなく、初めてというケースもありますから、そこはプロに依頼し、安心の上で話を進めていくことは大きなポイントでしょう。悩まれている場合はぜひ一度、専門機関に相談することをオススメします。(PR)

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)