LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

連載32《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》出稿量を増やす以上に来館予約率増の施策を

連載32《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》出稿量を増やす以上に来館予約率増の施策を

前回、集客がダウントレンドの企業は、自転車操業的なマーケティングになってしまっている。アマゾンギフト、成約特典などで一過性の集客アップの手を打つものの、それは病気の根本的な治療になっていないと紹介しました。前回に引き続き、今回はゼクシィの出稿量を考えてみます。
集客に苦戦していると、出稿量も「来ていないから増やそう」という話になってきます。大手の中でも、Aパックという一番出稿量の多いプランになっていく傾向にあります。例えば旧ノバレーゼの場合、集客全体の構成比でいっても、ゼクシィは50%程度で、それ以外にインスタ広告やイベントなど、様々な施策を講じています。当然、広告費には上限があります。ゼクシィの出稿を増やせば何かを削らないといけないわけで、逆に言えば新しい施策をするためには、少しずつゼクシィの比率を減らしていくといったバランスが大切です。
ゼクシィ比率を高めた結果、その分WEB、SNS広告に手を出せなくなる。私自身は、この時代にインスタ広告を出さないということは考えられませんが、ゼクシィに出稿を寄せるために「インスタ広告をやめましょう」という店舗も多くなっていきます。
旧ノバレーゼが今年何をやったかというと、改めてホームページのリニューアルにかなり力を入れました。多くの企業のホームページは、ゼクシィネットやウエディングパークに載っている店舗情報と、ほとんど同じような情報が載っています。わざわざ到達した人たちが、例えばゼクシィを見て、ゼクシィネットを見て、さらにその先のホームページにたどり着いた時に、同じ情報だとどう考えるか。そこでしか得られない世界観を体験してもらうことで一気に興味・関心度を上げるというのが私の狙いで、こうした部分に、かなり費用をかけています。
要するに、ユーザーの数は減っていくので、いかに高い来館予約率を実現するかが、ここからのテーマになってくると思っています。ゼクシィを見てホームページにたどり着いた人の来館予約率を上げるための施策として、ホームページやインスタのアカウントをかなり磨いてきています。
ゼクシィへの出稿量に費用を寄せすぎると、ホームページへの誘導はできても、そこから最後の予約というアクションにつながる率は低く、予約キャンセルもかなり増えます。ゼクシィ以外の施策をおざなりにすると、結果として成果に繋がっていきません。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)