LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

連載26〔最新ブライダルマーケティング術〕SEOがホームページ成果の起点になる理由【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】
前回は、GA 4 を活用したデータドリブンな改善について紹介しました。今回は続編として、成果に直結するもう一つの重要施策=SEOについて、実際の運用現場で起こりうるリアルな事例を交えながら解説していきます。
「SEO(検索エンジン最適化)」という言葉を聞いたことのある人は多いかと思いますが、実際に「何をどうすれば成果につながるのか」は、意外と理解も進んでいない実情です。しかし、今このタイミングでSEOに着手する意義は非常に大きいです。
例えばある式場では、指名検索(式場名での検索)は一定数の流入のある一方、「エリア+結婚式場」や「少人数 結婚式 +地域名」などの一般検索からはほとんど流入はない状況でした。理由は、そうしたニーズに対応する情報が公式サイトに掲載されてなく、Googleにとって“表示すべき価値あるページ”として認識されなかったためです。
そこでSearch Consoleを活用し、検索されやすいキーワードと現在の掲載順位を確認。競合より情報量が少ない/構造が分かりづらいページを洗い出し、リライトと構造を改善しました。「少人数婚」「ペット可」「フォト婚」など検索意図に対応したLPやブログ記事を追加し、3 ヵ月で自然検索流入は約1.4倍、フォーム到達率も1.5倍になりました。
別の式場では、「ブライダルフェア 〇〇(地域名)」というキーワードでの順位が8 ~10位に留まっていたため、トップページからの導線やタイトルタグ・見出し構成を調整。加えて、フェア一覧ページにあった情報を、一つひとつのフェアごとに専用ページ化し、検索クエリとのマッチ度を高めました。結果、2 位まで順位は上昇し、自然検索からの予約数は月間ベースで2 倍近くまで伸びたのです。
SEOは即効性のある施策ではありませんが、対策を積み重ねるほど資産として蓄積され、広告費に頼らない集客の基盤となります。GA 4 と組み合わせることで、「どのページが流入を増やしているか」、「コンバージョンに寄与しているか」といった分析・改善PDCAもスムーズに回せるようになります。
以下は、対策の必要な主な項目です。①検索意図を意識したタイトル・ディスクリプション設計、②モバイル対応やページ速度など技術的指標(コアウェブバイタル)、③Googleに正しく評価される内部リンク構造の整備、④「〇〇婚とは?」など検索されやすいテーマでのコンテンツ作成、⑤Search Consoleを用いた検索クエリ分析と改善。
一つでも「できていないかも」と思った場合は、まずは現状の確認=SEO簡易診断から始めてみてください。今後の集客戦略において、SEOは見逃せない施策となるはずです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月21日号)

