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連載25〔最新ブライダルマーケティング術〕GA4の探索レポートでデータドリブンを【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

連載25〔最新ブライダルマーケティング術〕GA4の探索レポートでデータドリブンを【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

前回は、GA 4 の標準レポートと探索レポートの違いについて紹介しました。今回はそれらをどのように活用すれば、ホームページの成果に直結するか。成功事例を基に、具体的な使い方を解説します。

「データドリブン」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、勘や経験ではなく、実際のデータに基づいて戦略を判断するマーケティング手法のこと。GA 4 は、まさにその「データドリブン」を実現するための最強のパートナーです。単なるアクセス数やページビューだけでなく、「誰が・どこから・どう動いたか」というユーザー行動を、詳細に可視化できる点が大きな特長です。

たとえば、ある結婚式場で、GA 4 を活用してフェア詳細ページの閲覧動向を分析。直近10日間とその前10日間を比較したところ、日曜開催よりも土曜開催の「料理フェア」のページ閲覧数が明らかに伸びていました。そこで、3月は土曜中心にフェアを再構成し、特典訴求やタイトルを強化。結果、予約件数が大幅にアップしました。また、注目され始めていた少人数フェアも、「おすすめフェア枠」への露出強化やバナー設置により、見込み客への訴求力を高めることができました。

別の式場では、GA 4 の探索レポートで「フェア予約完了者」が辿ったページ遷移を可視化。「ベストレート保証」や「1 分で分かる〇〇」といったページを経由して予約される傾向が判明したものの、これらのページ自体は訪問数が少ないことも分かりました。そこで、トップページにバナーを設置し、視認性を強化したところ、該当ページの閲覧数が増え、予約数も比例して伸びていきました。

このように探索レポートは、「どの情報が意思決定に影響を与えているか」を浮き彫りにし、サイト構成や導線設計の改善に直結させる武器となります。GA 4 は従来のセッション中心の計測ではなく、ユーザーの「行動=イベント」に着目していて、「何が成果につながったのか」がよりクリアに把握できます。

大切なのは、一度分析して終わりではなく、仮説→検証→改善→再検証というPDCAサイクルを回し続けること。これにより、サイトのコンバージョン率(CVR)は着実に改善していきます。さらに、今後は広告・SNS・SEOなど外部施策ともデータを連携しながら、トータルで集客最適化を目指すことがカギになっていくでしょう。

「GA 4 を導入したけど、使い方が分からない」、「予約に結びつく導線や情報を見極めたい」。そんな場合は、まず探索レポートを使ってみてください。数字が教えてくれるヒントは、きっと次の成果へとつながる一歩になるはずです。弊社ではGA4のコンサルもしていますので、気軽にお問合せください。

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号)