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連載22〔Web集客入門〕自社集客で注目されるVSEOの施策【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】
自社集客を高めていくためにSEO対策を知っている人は多いかもしれませんが、それでは【VSEO】は聞いたことがありますか。当社の運営するレストランでは、すでに昨年からVSEOのテストマーケティングを実施しています。今回はSEO対策のおさらいと共に、VSEOを紹介します。
自社集客を集めていく上で、サイトのアクセス数(閲覧ユーザー)を増やしていくことは大切ですが、その中でも重要なのがGoogleやYahoo!からの自然検索でキーワードサーチをした時に、いかに上位表示させるか。WEBで検索する時代の今、検索結果で見つけてもらえるかどうか、また何番目に表示されるかは、発見率に直結してきます。だからこそ、SEO対策は当たり前の取り組みと言えます。
SEO対策のおさらいですが、専門業者に有料で依頼するものが中心。内容については、下記のとおりです。
①内部施策・・・サイト本体内部の構造を、検索エンジンに最適化させる。サイト自体の作りを、検索エンジンに好かれるようにしていく。
②外部リンク・・・他サイトとの相互リンクにより、サイト自体の評価を高める。簡単なところでドレスショップ、カメラ会社など、外部のパートナーと相互で繋がっていくなど。
③コンテンツマーケティング・・・コラムなど、ウェディング関連の記事をおこし、会場を認知していないユーザーを記事経由で取り込む。特に効果的なのが、専用のブログでの投稿。結婚式に関連したコラムを投稿することで、そこから入ってきて公式サイトに流入するという流れを作っていく。一つのコラムで2000文字以上、毎月5 本程度が運用の基本。
いずれも専門業者に依頼する対策ですが(③はライターなどを起用する場合)、①は1 ヵ月程度で効果がでてきます。一方②、③は半年がかりで行い、理想的には1 年後に検索順位が上がっていきます。ただ外部の専門会社に依頼する以上、その分の費用もかかります。一般的には月25~35万円程度は必要でしょう。そこで自社において無料で対応できる施策としておすすめしているのが、次の④になります。
④ターゲットページ・・・会場にマッチした特定のターゲット用のページを作り、そのワードで検索した際にヒットしやすくする。公式サイトの中に入れ込むもので、LPとは別。
例えばある会場でサイトをリニューアルする際に、和婚をクローズアップしたいということで公式サイトに【神戸和婚】というページを作りました。結果、Googleで検索すると、一位で表示されるようになりました。他にも【ガーデンウエディング】の単体ページをサイト内に作ることで、希望ユーザーがサーチした際に自然検索で上位表示しやすくなったという事例も。
こうしたSEO対策以外に、今後注目すべきはVSEO。VSEOとは、テキストだけでなく動画として検索結果に反映するための対応です。集客観点でもYouTubeや動画は必要になってきていますが、自然検索結果に、通常表示とは別で画像検索結果の間口を新しく作り、見落としユーザーに対しビジュアルで発見率を上げるという施策です。検索画面上で表示されれば目立つことで差別化になるのはもちろん、まだ着手しているブライダル会場が少ないという特徴があります。表示順位を上げていくためには数ヵ月~ 1 年と時間はかかりますが、ランニングコストが安価でできるのも魅力の一つ。
実際に昨年からテストマーケティングをしているミッテでは、【レストランウエディング、大阪】の検索結果として、半年間で2 ページ目に出てくるようになりました。もともと公式HPのテキスト検索結果は1 ページ目であり、画像の検索が同じページにまで上がるとそれだけ効果も高まる。前述したビジュアル表示による差別化はもちろん、1 ページ目でリスティング広告、テキスト、画像と3 つのカテゴリーで表示される可能性が出てくるからです。自社の間口が3つあるというのは、WEB集客面でも高い効果を見込めます。
VSEOには、専門業者への依頼が必須。会場としてYouTubeや動画を投稿する前に、検索に引っ掛かりやすいワードを含める作業が必要になるからです。ただスマホ検索が増えて、動画のニーズが高まっている状況では、ユーザーが先に動画に飛ぶことで、事前に雰囲気を掴んでから公式サイトに誘導することも可能になります。またVSEO対策の費用は月5 万円で、SEOの30万円以上と比較すれば安価となっています。ライバルが少ないからこそ、早い着手をおススメします。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)

