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連載23《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》チームの上層部からAI活用を推進していく 新サービスに向かっていく行動力が重要に【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】

連載23《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》チームの上層部からAI活用を推進していく 新サービスに向かっていく行動力が重要に【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】

日々進化する生成AI
先日のブライダル産業フェアでは、多くの方に当社ブースに足を運んでいただきました。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

今号は6月30日、当社が名古屋で主催したオフラインセミナー『ブライダルDX未来会議in東海』でもお伝えしたことを一部抜粋し、コラム記事として紹介できればと思います。
セミナーの大枠としては、ブライダル業界内のDX事例を紹介すると同時に、AI活用の可能性を考えていくというもの。セミナー当日は現場で活躍する若手プレイヤーのほか、ホテルの総支配人も見られるなど、多様な層が参加していました。
まず皆さんに質問ですが、皆さんは生成AIを利用したことはありますか?当日もこの質問を投げかけてみたところ、実際に手が上がったのは、参加者のわずか10%程度でした。
私自身重要だと思うのは、とにかく一度触ってみること。「ChatGPTは最近よく耳にするけれど、使ったことがないから分からない」とやみくもに“アレルギー反応”を起こすのではなく、まずはやってみる。完璧に使いこなさなければいけないというわけでもありませんから、日々の生活の中で、気軽に“遊び半分”で使ってみるのもいいかもしれません。例えば、友人とカラオケに行った時に、何を歌ったらいいか楽曲をレコメンドしてもらうなど。そうした楽しみながら、遊びながらの使い方でも少しずつ慣れていきますし、使えばその便利さに感動するはずです。
その上でポイントなのは、AI活用の重要性を、一定の役職クラスがきちんと理解し、先陣を切って推進していくこと。ブライダル業界はボトムアップで進んでいくというよりも、どちらかというとトップダウンの傾向もあるかと思います。「世代ではないから分からない」ではなく、営業統括部長、執行役員、さらにはその上など上層部からチームを引っ張っていくこともポイントと感じます。
今のブライダル業界で求められていることの1つとして、新しいものに向かっていく“推進力”は、とても大事なものと言えるでしょう。AIの精度の高さはどれくらいなのか、そしてどれだけの作業効率が図れるのかというのは大事ではあるものの、実は我々の議論の“中心”ではないのではとも思います。ガラケーがいつの間にかスマホに差し代わって当たり前になったように、気付けばAIをうまく活用しているような状況にできているのかどうか。その『アクションを取ること』が、今まさに求められていると感じます。
人材不足がブライダル業界全体の課題になっている昨今。仮に3年以内の離職率を30%ほどとした場合、かつ採用が難しくなっている現状を踏まえると、業界内の人材は“自然減少”していくという流れと言えます。そうなった時に、これまでと同じ流れで業務を今後も続けていけるのかどうか。その答えは言わずもがな。限られた人数で仕事のやり方を何も変えなければ、結果としてスタッフのモチベーションも下がってしまう可能性もあるでしょう。
私自身も提案資料などの叩き台はAIの力を借りていますし、素晴らしい提案をしてくれると感じています。テクノロジーは日々目覚ましく進化していて、その速度は想像以上です。このコラムを読み終わった今、ぜひ生成AIを早速使ってみてください。その“瞬発力”こそが重要であり、これまでの働き方を爆発的に変えていくことが、必要と言えるのではないでしょうか。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)