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連載2〔自社集客向上の手引き〕動画広告で成果を出すためのチェックポイント【メディアハウスホールディングス Mar Tech SBUブライダルプロモショーン事業部 中山信治氏】
第二回の今回は業界で注目の集客ツールとなったYouTubeでの動画広告について、魅力と成果に繋げるチェックポイントを紹介します。
●業界待望の動画を活用したプロモーション 会場本来の魅力を生かした集客チャネルにYouTube広告はGoogle社も注力しているコンテンツで、機能のアップデートや広告商品のラインナップ拡充と共に業界問わず多くの企業が本格的に活用し始めた広告メニューです。その動画広告がなぜ式場に有効なのか。
既存の集客媒体は、静止画の活用が中心であり、比較検討しやすいスペック情報の目立つ仕様になっています。故に会場のハードの豪華さやスペックなどの分かりやすい要素が、効果に直結しやすい環境です。多くの式場のジレンマとして、ホテルであれば上質な世界観やホスピタリティ、レストランであれば料理のクオリティやカジュアルな雰囲気が強みであるときに、その強みを集客に活かしづらいということが起きています。一方、動画であれば、自社の世界観や強みをストーリー性とともに訴求することが可能です。より自社の強みを活かしたプロモーションを、打つことができるようになります。
●動画広告で成果を出すためのポイントただ動画広告を実施すれば成果が出るかと言うとそうではありません。
① 精度の高いターゲットの設定Googleの広告メニューではユーザーの性別や年齢などのプロフィール情報と、検索履歴、サイト閲覧履歴をもとにした情報を掛け合わせたターゲティングが可能です。この2 つの情報を効果的に掛け合わせることで、例えば流出エリアに位置する式場であれば、流出先の会場を閲覧している地元在住の適齢期のユーザーに広告を表示します。また、特定の回遊の強化を図るために、バッティングを増やしたい競合について調べている商圏内に住んでいるユーザーに広告を表示することも可能です。式場の抱える課題や狙いに合わせた精度の高いターゲティングで、質の高いユーザーとの接点を持てます。
② WEB施策全体の設計カップルの式場の検討期間は1 ヵ月〜1 ヵ月半であり、他の業態と比較しても圧倒的に長期間で検討される商材と言えます。(情報収集期間も含めると、2 〜3 ヵ月になります。)長期間で検討されるという特性から、いかに魅力的な動画プロモーションであっても、その場ですぐにコンバージョンが生まれるとは限りません。動画を閲覧して自社の世界観に好印象を持ったユーザーを、その後のコンバージョンに結びつけるような獲得用の施策、具体的には検索広告やリターゲティング広告の併用が、集客効果を最大化させるうえで必須と言えます。
③ クリエイティブ設計クリエイティブについては、冒頭の5 秒間でひきつける仕掛けを作る、会場のサービスロゴを入れるなどポピュラーな手法は多数ありますが、今回はユーザーの誘導についてのポイントに触れます。動画を見たユーザーに「なんとなく良さそうな式場」で終わらせないために、ユーザーに対してのメリットの訴求もしくは、次にどんなアクションを取って欲しいのかを動画内で明示することが重要です。具体的には、期間限定の特典やプラン、特別なフェアコンテンツなどの訴求を動画内に盛り込み、サイトへの誘導を促すことが必要と言えるでしょう。
●YouTube広告の事例
弊社がお手伝している動画広告活用の成功事例を一部紹介します。コンバージョン数、CPAの観点でも成果は出ていますが、それ以外にも自社の指名検索の増加、動画を見たタイミングではコンバージョンせず、時間を空けてサイトを訪れてコンバージョンするアシストコンバージョンも多く発生するなど副次的な効果も得られています。今後動画プロモーションは業界の集客トレンドを変化させる強力なツールになると言えます。この流れは遡らないトレンドで、中長期の集客力を見据え適切な設計をし、自社集客の柱に確立することをお勧めします。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)

