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連載13〔Web集客入門〕HP予約を高めるためのスマホサイト【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

連載13〔Web集客入門〕HP予約を高めるためのスマホサイト【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

WEB集客を高めていくためには、スマホサイトの強化が必須です。HPでの予約は、スマホからが8~9割に達しています。今やWEB集客ではなく、スマホ集客という考え方なのです。
現在、予約をしてくる人の大半が新婦です。女性のスマホ利用は、とにかく操作が早く、じっくり読むときと操作する時の差が激しいのも特徴です。興味がなければ、ホームボタンを使って、どんどん次に移っていきます。その点、PCよりも離脱しやすく、パルス型消費行動ともいわれています。これはより直感的に、何となく押す、何となく見るという傾向です。
この特性を踏まえながら、会場でよく見られる失敗例とは。まず、サイトの開く速度が遅いこと。ブライダル会場では写真、フェア情報など載せる項目が多いため、重くなっているページも多々あります。最近流行りの動画によって、さらに動きづらいサイトも。サイトを開くのにギリギリでも5秒、できれば3秒以内が望ましいのですが、中には10秒、20秒以上かかるサイトもあります。
情報が混み合っていて、見づらいページも離脱されます。スマホは画面自体狭いわけですが、文字が小さくしかもテキスト量が多い場合。またページによって、文字の大きさがバラバラで、見づらいということもあります。会場としては施設説明、フェア、来館特典、プラン、さらにコロナ対策など目玉のトピックスが多いわけですが、顧客から見ると整理がされていないことで混雑を感じさせてしまうため、表示する場所の精査が必要です。
もう一つの失敗例が“操作迷子”。これは一つのページをスクロールで見た後に、次のページに行くボタンがない、あるいは小さくて分かりにくい。例えば挙式会場の案内のページの次は料理、披露宴会場を見てもらいたいという流れを意識し、次のページを見てもらう遷移ボタンの配置をしているかどうか。いちいちメニューに戻らなくてはいけないという手間が生じるだけで、ストレスを感じさせてしまいます。
こうした失敗例は、会場の意識に要因があります。挙式会場のページにどんなことを載せるのかという議論はあっても、前後の流れとしてどういう情報が求められているのかという視点が欠けていると遷移ボタンの大切さに気付けなくなります。
自社のスマホサイトが予約を高めるものであるかの基準として、下段に10のチェックリストを紹介しています。5番については、スマホの画面は縦長であるからこそ、縦長写真が求められます。ところが会場撮影はバンケットの幅などを強調するために横の方が多くなりがち。スマホページにアップする縦長写真を、意識的に撮影していくことが必要です。アニメーション・エフェクトを使えば、スクロールをしながら画像などがふわっと浮いて出すこともできます。これはスクロールの早い女性に対して、じっくり見てもらうためのテクニックなのですが、一方で遅すぎるとストレスを感じさせてしまうため、バランスも大切です。
その他、ハンバーガーメニュー内に並んでいる各メニューボタンごとの縦幅の間隔が短いため押しづらい。ながらスマホをする女性の特性を考慮した、押しやすい作りこみが求められます。こうしたスマホサイトの改修により、それまで月に5件であった予約が、1年後に15件にまで増えた事例も出ています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)