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連載11《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》親族紹介シーンの写真をインスタ広告で運用
今回紹介するのは、ノバレーゼの運営する料亭旅館【三瀧荘】で撮影した親族紹介の写真です。金屏風の前で親族が並び、挨拶をしている結婚式では見慣れたシーンですが、インスタ広告で運用したところ、平均クリック率1 %に対して、1.5倍の注目を集めました。
ホテル、専門式場の写真を見ていると、本来ある自社の強みを度外視し、ゲストハウス風の傾向にしていると感じることがあります。ホテルの強みの一つとして、親族写真を撮影できるスタジオ、親族用の待合室を設けていて、きちんと親族紹介の儀式を執り行えます。それならばゲストハウスのカジュアルテイストに傾倒するばかりではなく、こうした強みを写し出していくのも大切なクリエイティブです。
今の20代のターゲットを分析してみると、披露パーティーはカジュアルを求める一方、挙式を重んじる意識も強いと言えます。これはコロナを経験した世代であり、家族や友人に会えない時間を過ごしきたからこその特徴でしょう。それを考慮すれば、家族との集合写真、親族紹介は、儀式的な雰囲気もしっかり表現している一枚となり、インスタ広告などで運用すると、カジュアルテイストのゲストハウスと差別化も図れます。そもそも親族紹介を知らない若い世代にはキャッチーであり、情緒的な印象によりクリック率も高まります。
これからの広告撮影は、ハードに特化した写真だけではなく、新郎新婦にとって貴重な体験となる、普段当たり前に実施している様々なシーンを切り取っていく意識が大切です。親族紹介以外には、花束贈呈、新婦の手紙朗読のシーンも、披露宴ではクライマックスに関わらず、実は広告写真としてはあまり見られません。ケーキカットなど、2 人が主体になっているシーンをクリエイティブで表現するケースはあります。ただ、結婚式を実施する理由として30%程度の人が親のため家族のためにと回答している以上、広告写真においても親子・家族の【絆】を表現していくべきでしょう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月21日号)

