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連載11《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》Web招待状の発行数は昨年比28倍に「持込みも仕方ない」の考えから脱却【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】

連載11《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》Web招待状の発行数は昨年比28倍に「持込みも仕方ない」の考えから脱却【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】

みなさんこんにちは。TAIANの米倉です。当社はAll in One婚礼システム『Oiwaii(オイワイー)』を中心に、ブライダルに特化したソフトウェアを提供していますが、そもそもはWeb招待状サービス『Concept Marry』からスタートした会社です。今号では改めて、Web招待状の持つ可能性を検証してみたいと思います。
結婚式の日程変更をせざるを得なかったコロナ禍、紙の招待状を刷ってしまった後では実費がかかることもあり、Web招待状の注目度が一気に高まりました。コロナが収束した現在は、デジタルネイティブ世代の台頭をはじめ、そもそも相手の住所を知らないといったことも相まって、Web招待状の活用は増えていると言えます。実際に当社では、昨年5 月と今年5 月のWeb招待状の発行数(施行数)を単月で比較すると、その差は28倍まで増加。利用カップルはこの1 年で大きく伸びたことが、数字から見ても分かります。
その要因の1 つは、利用者数が増える=受け取るゲスト数も増えるということ。送る側のカップルは1 組( 2 人)ですが、受け取り手は1 施行につき数十人となれば、波及効果が大きいのは当然です。ゲストにとってみても、「招待状はこういうWebスタイルもありなんだ!」と受け取ったからこそ改めて利便性に気付くことで、マーケット全体での伸びに繋がっていると感じます。
皆さんの式場ではWeb・紙どちらにせよ、招待状の持込み件数はどれくらいあるでしょうか。衣裳など利益率の高いアイテムは、多くの式場で持込みNGの“ルール”が設定されているかと思います。一部商材は持込めないことの切り返しとして、「ドレスに関しては提携の衣裳店から選んでいただくことになっておりますが…その代わり招待状では持込みOKですよ」というケースもあるのではないでしょうか。
もっとも、招待状に関しても提携先から選んでもらえた方がいいのは当然です。そもそもWeb・紙どちらにしても招待状が持込まれやすい理由の1 つが、ブライダル業界の特徴である予約から実際の打合せ開始までの時間に一定のタイムラグが生じること。仮に1年前に予約を入れても、実際の打合せスタートは式の4 ~ 5 ヵ月前などになるため、結果としてその空き時間を使ってプレ花嫁は情報収集に励み、「こんなWeb招待状あるんだ!じゃあこれを使えるか聞いてみよう!」となってしまう流れも多いはずです。
Web招待状が持込まれることは、式場の売上・利益に繋がらないだけでなく、例えばゲストのアレルギー情報を別途ヒアリングする必要が出るなどの“デメリット”も。人手不足のなか、数字に繋がらない作業が生じてしまうとなれば、やはり提携先から選んでもらうのがベストです。
持込みを防ぐために、初期見積りの段階でWeb招待状を含めた金額を提示することも1 つの手。「Web招待状の提案・用意が式場からできますよ」と事前にしっかり伝えることで、「じゃあそれを使ってみようよ」となるカップルは一定数いるはずです。紙で送るのが当然である招待状に、Web招待状が加わったという流れから、Web招待状が“主流”になってきているということを踏まえたうえで、「お世話になった人には、心を込めて紙で送るのもオススメです」といった提案ができるかどうかも、カップルからの信頼感を得る重要なポイントと感じています。
招待状はゲストが結婚式に触れるファーストタッチポイント。受け取ったWeb招待状に何かサプライズ感があれば、やはりそのゲストのワクワク感は一気に高まるでしょうし、このゲストのモチベーションを上げておくことは、業界にとっても極めて重要。当社の原点でもあるWeb招待状は、限りなく多くの可能性を秘めていると、改めて強く感じています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)