LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

第7回≪ヒト売り接客を劇的向上!! 【ブライダル・コミュニケーション塾】≫マナーは【感謝・思いやり・敬意】を表す【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】

第7回≪ヒト売り接客を劇的向上!! 【ブライダル・コミュニケーション塾】≫マナーは【感謝・思いやり・敬意】を表す【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】

まず押さえておくべきは、マナーとはルールでないため、誰もが知らなければならないというものではありません。ただ、社会人として「しっかりとしたビジネスパーソン」であることを示す上で大切なツールとなります。マナーの範囲は広く、名刺の渡し方、お茶出し、椅子の座り方など、日常の小さな所作一つひとつにも存在します。マナーを身につけていれば、「この人は信頼できる」、「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる近道になります。
マナーの前提は、「感謝・思いやり・敬意」を表すことだと私は考えます。マナーの世界で語り継がれている、エリザベス女王の逸話があります。ある晩餐会で、フィンガーボウルに入った水を知らずに飲んでしまった国賓がいました。それを見たエリザベス女王は、自身もそれを飲みました。何を伝えたいかというと、本来フィンガーボウルの水を飲むのはマナーとして恥ずかしいことですが、知らずに飲んでしまった国賓に恥をかかせることのないよう、女王も一緒に飲んだことでその人は最後までパーティーを楽しめました。まさに思いやりであり、それもまたマナーということです。
例えばメールのやり取りに関しても、いくつものマナーがあります。何時間以内に返信すべきという基準等。私はビジネスマナー研修で、「感謝・思いやり・敬意を表すにはどうすべきか」をベースに伝えています。同じ職場で働く人同士はもちろんのこと、社会では様々な価値観や年齢、考え方を持つ人を相手に仕事をします。だからこそ、ある程度共通の指標は必要。その指標がマナーで、円滑なコミュニケーションのベースにもなります。
メールの例では他にも、表題部分は何文字以内がいいか、どんな言葉を入れるか、本文の長さにもマナーはあります。マナーを会得しているユーザーに知らぬまま送った場合、「この人はマナーを知らない」と思われるのはもちろん、「果たして信頼できる人なのかどうか」といった不安まで与えてしまう可能性もあります。相手に信頼してもらうためには、マナーについての知識を得ておくことは必要です。それが相手への誠意に繋がります。
ブライダル企業の研修で、挨拶からお辞儀、メール、名刺の渡し方、エスコート、所作、立ち居振る舞い、報連相、電話応対、敬語、話し方など多岐に渡るビジネスマナーを教えてほしいという依頼もあります。接客業や営業職は特に、この教育が行き届いているかどうかで様々な成果に差も出てきます。マナーはルールではないため知らなくてもいいとはいえ、相手から信頼を得るためのツールとして、学んでおくことは大切でしょう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月1日号)