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第6回《システム化で利益率UP》現場の声を拾いすぎると3つの機会損失の可能性【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】
DXは本来、経営課題の解決をすべきなのですが、システム導入の際に現場の声を聞きすぎて、システムやコンサルティング費用の費用対効果がイマイチになってしまったという悩みをよく聞きます。
これまでの連載で、システムは効率化のみならず、売上向上をももたらすという話をしてきました。そんな嬉しいシステム導入ですが、導入~運用開始~効果検証ができるまで、一筋縄ではいかないため、なかなか導入判断がしにくいのではないでしょうか。
よく「システム導入をしたいが、現場の混乱が心配」という、経営層の話を聞きます。現場の声を拾いすぎる、もしくはその結果現場にシステム導入の舵取りを全て任せたことにより、よく起きる事象があります。それは「現在の業務フローを変更せずに置き換える」というもの。実はこれは、解決的に見えますが、大きな3 つのチャンスを逃しています。
3 つの機会損失
① 業務改革・見直しの機会
②システムの最大費用対効果
③社員の成長機会
システム導入は、非常にパワーがかかることであるため、一度導入すると簡単に入れ替えはできません。一方で、導入タイミングというのは業務・事業成長の可能性を見つめ直す良い機会です。そのため、このタイミングで【現状維持=正しいもの】という定義のままシステム導入を進め、現在の業務フローに合わせたシステムを作ることで、向こう5 ~10年での変革が生まれなくなってしまいます。そして、現場の業務に寄り添いすぎることで、現場で活躍する社員もその固定概念から抜け出せず、世の中の変化に合わせた柔軟な発想を生みにくくなるという傾向があります。
もちろん現場の混乱を軽視すべきではありませんが、見失わないことがポイントです。目先の混乱を単に予防することでなく、解決したい経営課題に沿い、かつ現状だけでなく未来も見据えた事業展開を現場で活躍する社員と共有し、理解を得ていくという丁寧なフローを踏み改革を進めることが、システム導入一つとっても大切なプロセスとなります。
弊社では、ホテル、リゾートウエディング、和婚式場、フォトスタジオなど多様な業態のお客様への経営課題解決の仕組みとしてのコンサルティングや、システム構築~現場できちんと運用が軌道に乗るまでサポートしています。事業成長や経営課題の検討を第三者視点を交えて柔軟に考えてみたいということでしたら、気軽に相談ください。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)

