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キーマンに聞く

第3回〔料理の魅せ方〕本番さながらの実際に食べているシーンを写し出す【ADLIVE 代表取締役 松木順水氏】
料理撮影で最近重視しているのが、Bカメで実際に料理を食べているシーンを撮ること。撮影用に仕上げたバンケットで実際の婚礼料理を出してもらい、サービスの瞬間なども合わせて撮影。会場だけ、料理だけを写すAカメに対し、このBカメの役割が重要になっていると感じます。
こうした撮影を重視しているのは、実際のパーティーに近いようにしたいからという目的があります。各社では料理にもこだわり、見せ方、盛り付け方も気を配っていると思いますが、実際のパーティーの中でどのように映し出されるのかは大切なポイント。ユーザーにとってもパーツごとの写真ではなく、会場の雰囲気、テーブルコーディネート、さらには新郎新婦やゲストが衣裳を着用している状態で、どのように料理が映えるのかは気になる部分です。
例えばコーディネートがオシャレで今風の感じであっても、料理の器が定番のフレンチのお皿の場合、全然合わなくなります。トータルな空間作りが重視されている今、写真でもそれをきちんと見せていきます。また、実際に料理を出してもらい、モデルにも食べてもらうことで、ライブ感を写真に入れ込んでいく。会場のハード情報を見せるだけでなく、そこでシーンを思い描いてもらうことが大切です。最近のインスタ人気を分析すれば、カップルが求めているのはリアル感であり、シーンの一つ一つで本番を物語ることで心を動かしていきます。こうした写真の方が、嘘がないものになりますから。
撮影の際にも、最初から最後まで結婚式当日さながらに進めていき、そのシーンを切り取っていくような対応が求められます。提供する料理に関しては、シェフの一番見せたいものを。料理それぞれの写真はAカメが別で撮影しているため、シーンを見せるには色鮮やかな前菜でというケースも多いです。
実際に今回紹介している写真の場合、乾杯のシーンをどうしても撮影したいということもあって、乾杯に近い前菜にした経緯があります。写真の活用の仕方としては、各種情報メディアのフォトギャラリーや、インスタグラムにアップ。プロの撮影した実際に食べているシーンは、クオリティが高いものになりそれだけで差別化に繋がっていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)

