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キーマンに聞く

第3回《産業フェアまでに知りたい!DX入門》そもそもブライダルにDXは必要なのか【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】
当社のサービス(Web招待状・Web席次表)を式場に紹介する際、「サービス利用の需要は、当社のお客様(新郎新婦)にはない」という声を一定数いただきます。こういった声に、本当にそうですか?を一緒に考えていきます。
今の新郎新婦は小中学校時代からスマホやPCに当たり前に触れています。ここ数年でYouTube、TikTok、VRを使ったゲームなど、全く予測していなかったものが次々に登場しています。ここ1年でもオンライン打合せのハードルが下がり、ノートPC片手に物事を効率よく進める風潮も強まりました。
一方で、直近10年間で式場と新郎新婦のコミュニケーションはどう変わったでしょうか?手書きだったものをシステムで代用できるようになったりはしましたが…。業界外の変化に比べると、僅かしか起きていないのが実状です。
自社はこのままで良いと思っても、新郎新婦にとってはどうでしょうか?婚礼は一生に1回の人が多いため、「前回大変だったから、【今回は】こうしたい」という声はなかなか聞けません。また1回限りなので、普段触れているサービスに比べて使いづらかったり大変な準備作業でも、式場から「こういうもの」と言われれば合わせるしかなく、大変さに対して泣き寝入りしている新郎新婦は多数います。
最高の瞬間を一緒に作る業界をアップデートするには、顧客との関わり方を根本から考え直していく必要があります。例えば、10年前からほとんど変わらない式次第。その中での「ちょっとした演出の差の提案」は、個性の時代で育ってきた世代にとって満足する提案なのでしょうか?安全に自由度を高めることも、オペレーションシステムの変革によって実現できます。
他にも気軽に見学予約でき、それに伴うフォローの仕組み、式後に発生した内祝を式場から発注する仕組み、記念日のレストラン・ホテル利用促進など…。今までなかった接点から、既存接点のアップデートにより売上につなげるなど、システムの設計次第でWinWinが可能です。
最後に、「システム=難しいもの」と連想する人がいるかもしれませんが、それは使っているシステムが難しいだけです。LINEを使う感覚と同様に、直感的に使える業務システムを作るのが我々システム提供会社の努めです。システムに対しての懸念を払拭し、新郎新婦のニーズを先読みし、自分達にしかできない業界内の変化を意識的に作っていくこと、それがブライダル業界のDXです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)

