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第3回 荒井さやかのそうだったのか!女性リーダー 《リーダーになることをまずは決断 役割が視点を広げ自身の成長に!》【COCOSTYLE 代表取締役 荒井さやか氏】
「接客が好きなのでマネージャーにはあまり興味がない」、「私は数字の管理がきっと苦手」。こうした声は、ウエディングの現場でもよく聞かれます。皆さんはキャリアアップに対して、どのような考えを持っていますか。リーダーになるのに不安を抱く女性も多いかと思いますが、私自身当社のメンバーによく伝えるのは、「まずは決断してみよう。やり方はその後でいいから」ということです。
現在女性リーダーとして活躍している人の中には、会社や上司からそのポジションに就くことを提案されたケースも多いのではないでしょうか。「やりたくない」、「できない」と思う人もいるかと思いますが、自分の業務、“守備範囲”の延長線上ではないところに身を置いてみると、どんな変化があるかという視点もぜひ持ってほしいのです。
以前の私は、『自分が成果を出すこと』ばかりを考えていました。でも、リーダーという立場になると、自分だけ良ければいいでは通用しません。メンバーによって価値観は違う。会社として守るべきものもある。カップルへの責任もある。『どこを見るのか』、『何を優先するのか』を考え続けるようになりました。当然、その過程には葛藤や矛盾が伴いますが、バランスを取ろうと試みる中で、自分1人では至らなかった考えや感情に出合いました。つまりリーダーとは、役職ではなく、『視点が増えること』なのだと思います。人を抱えることで、見える景色が変わる。リーダーへの挑戦は、単なるキャリアアップではなく、自分自身の器を大きくする経験なのだと思いました。
実際に当社でも、『まずは役割を手にする』環境を重視しています。「マーケティングはやったことがないので分かりません」というプランナーに、ブライダルフェアの企画から、打ち出し、集客までの業務を任せてみました。最初は不安もあったようですが、「自社の魅力を発信する意味では、新規接客と一緒。オンライン上でマスに向けて発信してみることで、相手の反応が目の前で見られる新規接客が“簡単”に思えるかもしれないよ」と伝えたうえで、挑戦を後押ししました。
実際にやってみたら、想像以上に興味が持てるかもしれない。得意かどうかは別として、仕組みを理解できれば、他の人に的確な指示を出せるようになるかもしれない。やると決断しない限り、こうした新しい気付きは得られないのです。
「リーダーに向かない」、「どうやったらできるかな」という思考をストップし、まずはその役割を手にしてみる。自分からチームへと景色が変わることは、結果的に器が大きくなり、仕事も人生もさらに豊かにしてくれるはずです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月11日号)

