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第2回《集客UPの成功&失敗例から読み解く》ビジュアル撮影を成功に導く実例【ベック ミッテ事業部 山中扇氏】
連載2回目は、前回紹介した撮影を成功に導くための注意事項プロセス【①なぜ撮影するのか理由をはっきりさせる、②撮影後のビジュアル使用用途と展開を決めておく、③過去のビジュアルデータ数値を振り返る】を注視したうえで、成功会場の実例データを紹介しながら見ていきたいと思います。
まずはゼクシィレポートから予約に直結するアクション率を見てみたいと思います(下図参照)。9月の発売号から新ビジュアルを掲載したところ、当月にはユーザーのアクション率に関して、明らかにビフォーアフターの変化が見られます。
またユーザーのリードタイムが1.5~2ヵ月ほどあるとして、出稿月には大きな変化はみられず、その翌月からはあきらかにアクション率が大きく伸びていった結果となりました。それまでの8ヵ月間はC+からAの水準で推移していた評価も、変更以降はA+となりました。
ビジュアルチェンジをする前にも、アクション率を上げるためにあらゆる施策を施しましたが、良い月もあれば結果の出ない月もあり安定しない状態が続いていました。ところが新ビジュアル掲載後は、集客に直結する予約率・アクション率が向上し維持に成功しています。
この会場は撮影前のビジュアル課題として、まず会場側、プランナー側が載せたい写真、説明したい内容を偏って掲載。成約後のプランニングプロセスにおいて単価UPのツールなどと目的も混同されていて、撮影後の各数値UPの目標は不明確でした。新ビジュアルを撮影するにあたって、ゼクシィ指標からは“アクション率を何パーセントにするのか”、フォトギャラリー閲覧数、その他目標とする数値を明確に定めて撮影。結果、ゼクシィ系統からの集客の大幅UPにつながりました。
次にHPでの撮影効果を見ていきます。ここで最重要になるのは、全てのビジュアルを新ビジュアルに揃えることです。
全ポータル同時に新ビジュアルに変更したことにより、ゼクシィ上で起きた結果と同じく、HPでいうコンバージョン予約率は大きく伸びました。カッコよさや雰囲気のよさという抽象的なことより、プランは1分以上、パーティーレポートは滞在時間2分以上など、ここでも指標を明確にして撮影後の写真の展開を考え入れ替えました。その結果が右上のデータになります(ゼクシィとHPの合算の集客数・カッコ内がHP集客数)。撮影効果としてはこれ以上ない効果を得られ、ゼクシィ系統の集客とHPの集客の両面で大きな効果がでました。
ここまで実例を紹介してきました。会場撮影はこのほかにインスタグラム使用想定や、動画などの要素も必須になってきています。もっとも、撮影前の準備で想定すること、撮影後に得られる効果をしっかり計画するという基本は同じです。担当者は是非参考にして、ビジュアル撮影を成功に導いてください。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1・11日合併号)

