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年間240組を獲得【クレ・ドゥ・レーブ SOLA KOBE ゼネラルマネージャー (前:鶴見ノ森 迎賓館ゼネラルマネージャー) 野口直行氏】
クレ・ドゥ・レーブ(神戸市中央区)の運営する、鶴見ノ森 迎賓館(以下鶴見ノ森/大阪市鶴見区)が絶好調だ。1チャペル1バンケットで年間240組を獲得しており、コロナ前の約160組から大幅に数字を伸ばしている。飛躍的な躍進の結果、少人数婚の回避と単価の維持にも繋がっている。同施設でゼネラルマネージャーを務めてきた野口直行氏は、「この数字はこれまで進めてきた、細かな施策の成果の積み重ね」と話す。その取り組みを追った。
インスタは重要な集客媒体
――鶴見ノ森は年間240組を獲得。様々な施策が功を奏しているそうですね。
野口「まず大前提として、会社自体が様々なチャレンジを後押しする環境になっているかがポイント。失敗する可能性も否定できませんが、どんな成果になるのかはやってみなければ分からないのが企画です。社歴、ポジションに関わらず、とにかく挑戦してみる環境こそ1 番重要との考えです。集客面に関して言えばインスタ運用に注力しており、これは成果に繋がっていると感じています。口コミサイトにも出稿はしているものの、実際に式後のカップルなどに投稿を依頼すると、『投稿はもちろんするけれど、文字だけの情報よりも、ビジュアル重視の花嫁が多いのでは』という声もこれまで聞かれていました。当施設は1 チャペル1 バンケットの貸切型の店舗です。その特徴を活かし、ウェルカムスペースだけでなく、バンケット全体を装飾できるという特徴も掛け合わせ、インスタは装飾を中心に投稿しています。そもそも演出は視覚的に分かりにくいですし、個人の趣味などに関しては共感に繋がらない。シンプルに1 番訴求しやすいのは、装飾との考えです。式を控えるカップルは投稿を保存し参考にしますし、式後には自身のアカウントに写真を載せる。そしてそれを友人などが見て式場の検討に入るという、シンプルかつ確実な流れに繋がりました。結果として、現在ゼクシィは0.5ページまで出稿量を減らせましたし、カメラマンの指名率は60~70%になるなど、単価アップにも繋がっています。1 バンケットという特徴もありますが、受注が好循環になれば少人数を取る必要もなく、現在は50人以上を対象に案内しています。」
――そもそも鶴見ノ森は、アクセス面で大阪市内の他会場よりも劣ってしまう部分もあるかと。その点については。
野口「最寄りは鶴見緑地駅ですが、その長堀鶴見緑地線は大阪でもマイナーな路線で、新規見学の際に『初めて乗った』というカップルもいるほど(笑)。アクセスでは、梅田エリアの式場に負けてしまうのも事実です。もともと大阪は梅田を中心とするキタと、心斎橋や難波エリアのミナミに分けられますが、アクセス面が悪い府内の多くの式場はキタからのシャトルバスには対応していました。そこに注目し、商圏範囲を広げる意味で、親族や友人の居住エリアに合わせてミナミからのバスも案内スタート。結果として、ミナミに住むカップルなどの来館も多くなりましたし、奈良からの集客にも繋がっています。その前段階として、エリア別の婚姻組数と世帯年収をきちんと調べることも重要であって、当施設のミナミからのバス対応は、ブルーオーシャンを攻めた成功施策の1 つとなりました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日号)

