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市内養護施設にケーキをお届け【ブライド・トゥー・ビー 代表取締役 伊藤誠英氏】

市内養護施設にケーキをお届け【ブライド・トゥー・ビー 代表取締役 伊藤誠英氏】

 地方中小会場が大手に勝つためには、長年その地域で営業を行ってきた利点を生かす【地域密着戦略】が重要となる。地道な活動ではあるものの、一つひとつの積み重ねは結果としてブライダル集客にも繋がっていく。そこで今月から各地域の経営者取材を通じて、地方中小会場がどのように地域密着、地域貢献を推進しているかをピックアップしていく。名古屋に2店舗を運営するブライド・トゥー・ビー(名古屋市瑞穂区)は、社会貢献で地域との連携を果たす。

――激戦エリアの名古屋ですが、地域に根差した活動を大切にしているそうですね。

伊藤「10年以上継続している社会貢献活動の一つが、児童養護施設にクリスマスケーキを届ける試みです。初めは一つの施設で実施したところ非常に喜んでもらったこともあり、現在は名古屋市から他の養護施設のリストを教えてもらって、20ヵ所程度にケーキを届けています。施設の大小に応じて、2 つ、3 つを持っていくこともあり、それこそスタッフ総出でケーキを制作し、自分たちで届けに行って交流をしています。養護施設への取り組みについては、他にも子どもたちと一緒に料理をして一緒に交流をするなどの活動をしています。取り組みは10年以上になりますので、大人になった子どもたちが幸せになって、結婚式の機会に当社の会場に戻ってきてくれることを、夢に描いています。」

――それ以外にも、積極的に社会貢献活動を行っています。

伊藤「コロナ禍には、医療従事者に対して、お弁当を提供しました。また介護施設への訪問。献血クラブという名目で、希望するスタッフと一緒に献血をすることも10年以上続けていて、その取り組みが赤十字から表彰されました。日常的には、街頭清掃を促進。会社全体では年に1 回対応していて、前回は名古屋のご当地アイドルとコラボして、ファンも一緒に多くの人数で清掃しました。ただ、大切なのは日々の取り組みであり、会場やスイーツショップのチームが、自発的に清掃してくれています。自分たちの店の前だけでなく、地域を綺麗にしようということで、例えば浅草のスイーツショップでも、ワンブロックを日々清掃しています。」

――障がい者支援も行いながら、就労も促進しているということですが。

伊藤「例えば障がい者の親子を招いて、フレンチのコースを提供しています。外に行くと騒いでしまうためなかなか外食も出来ないという親御さんからの話もあって、それならば気兼ねなくフレンチを楽しめる機会を作りたいと始めました。また、当社のスタッフと一緒に畑作業を行う企画、職業体験なども受け入れています。3 月には、障がい者を招いての模擬披露宴も実施。保護者の人も一緒に参加してもらい、ケーキ入刀などの体験をしてもらう機会です。こうした取り組みを進める際、当社スタッフの理解を向上させるために勉強会も開催してきました。その流れもあり、2022年から障がい者雇用も始め、現在は2 名を雇用しています。」

伊藤「雇用は今後も増やしていきたいと思っていますが、個人的には社会貢献というよりも、当社スタッフの苦手な分野を補ってくれているというイメージです。スイーツなどの製造において、例えばラベル貼りといった単純作業を求められる中、接客業のスタッフは苦手傾向が強いですから。」

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)