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女子学生の長く働きたい意識 【えるぼし】等の認定を重要視【明星大学 特任教授 江口貴彦氏】

女子学生の長く働きたい意識 【えるぼし】等の認定を重要視【明星大学 特任教授 江口貴彦氏】

全国転勤で内定辞退も

明星大学(東京都日野市)でブライダルゼミも担当している、特任教授の江口貴彦氏。学生の就職に対するこだわり条件を指摘する。

「大手ブライダル企業で一般的な全国転勤に、不安を感じる学生はコロナ前以上に増えています。明星大学は東京の大学であり、かつ実家住まいの学生が多いということはあるものの、それでも全体の傾向として実家を出ることへの不安はより大きくなっているのも事実。転勤がある場合、それを理由に辞退も考えるようです。複数の内定を見比べ、転勤の有無で他業種に決めるケースも。最近ではそうした学生の想いを考慮し、エリア限定にする企業もあります。」

「特に女子学生に多いのが、長く働ける会社であるかどうかを基準にしている点。結婚、出産、育児というライフステージの変化があっても、勤続できる環境は整っているか。それを表している傾向として、【えるぼし】、【くるみん】の認定制度のこともよく調べています。候補となっている就職先が認定を受けているかどうかを優先して就活している学生もいるほどで、多くの女子学生を新卒で採用するためには、こうした認定を取得していくことを考えていく時期に来ているかと。」

「ブライダルへの就職を希望する学生に対して、就職活動の際に結婚式の口コミサイトを見るようにアドバイスしています。顧客から評価の高い会場を運営している企業であれば、ES面でもしっかり取り組んでいる傾向がありますから。その点では、中小企業でも口コミサイト上でエリア内の上位に入っている場合には、ブライダル志望の学生から選ばれる可能性も高まってくるはずです。」

「採用費を大量にかけられない中小企業の場合、大学の就職支援センターに求人票を出して紹介を待っているケースもあるかと思います。もっとも学生自身のイメージとしては、4 年生夏が過ぎても内定をもらえない学生に対する最後の砦のようなもので、就活真っ只中では利用も少ない。ただ中小企業にとっては新卒の学生をセンターから紹介してもらえる可能性も高まりますから、夏以降のタイミングでアプローチするのも一つの方法だと考えられます。」

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)