LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

会場の売上アップに貢献する オリジナル挙式総集編 ウエディングキス、賛美歌斉唱の実施を選択【THE THOUSAND KYOTO セールス&マーケティング部 婚礼部長 谷 昭宏氏/デリ・アート 商品企画室 室長 川野公利氏】

会場の売上アップに貢献する オリジナル挙式総集編 ウエディングキス、賛美歌斉唱の実施を選択【THE THOUSAND KYOTO セールス&マーケティング部 婚礼部長 谷 昭宏氏/デリ・アート 商品企画室 室長 川野公利氏】

デリ・アート(東京都千代田区)でオリジナル挙式作りを手掛ける川野公利氏と、THE THOUSAND KYOTO(京都市下京区)セールス&マーケティング部婚礼部長・谷昭宏氏による対談企画3回目。そこには【やらされる結婚式からの脱却】という想いがある。

谷「リハーサルだけではなく、ウエディングキスも必須ではありません。キスをしないことをスタンダードの形とし、進行もセッティングされています。これについても、今の時代の新郎新婦は、果たして人前でキスしたがっているのかと、当たり前にある進行を疑ってみるところから検証した結果です。」

川野「定型のことだから実施するという風潮に対して、果たしてどうなのかという疑問ですね。」

谷「今は、結婚式に対してネガティブなイメージを持っている若い人が多いわけです。その理由の一つとして、恥ずかしいからという想いもある。では『どこに恥ずかしさがあるのか?』を考えていくと、ウエディングキスもそこに含まれています。他にもキリスト教式の賛美歌の斉唱について、全員で歌うのは歌が苦手な人にとっては負担となり、自分の歌でせっかくのスマートな結婚式にも影響を与えてしまうかもしれない。それならば斉唱ではなくて聖歌隊に歌ってもらう方式に変更。誓いこそ本質であり、希望に応じて選択していく形にしました。」

川野「斉唱については、牧師と相談しながら進行を決めていきました。」

谷「挙式では指輪交換があって、署名、誓約、宣誓という流れで、キス・斉唱がなくても十分に成立しています。私は【やらされる結婚式からの脱却】を意識していて、新郎新婦やゲストが何かをやらされていると感じてしまえば、それによってリアルな感情を邪魔してしまうのを防ぎたい。」

川野「いわゆる必要なものだけを残して、必須でなくてもいいものを削いでいくのは、“わびさび”の思想にも通じています。それを京都の代表的なホテルで実現しているのは、美しいストーリーだなと思っています。」

谷「それが少しでも伝わればいいなと感じます。私たちが結婚式を取り扱っている中で、『これでいいのか』というのは、日々問うべきですし、そこから新しいものも出てきます。世代によって変化する価値観に合わせていくには、そこが大切だと思います。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)