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人事に異動の料理長も学校を訪問し訴求【アニヴェルセル 執行役員 人事部責任者 富田邦彦氏】

人事に異動の料理長も学校を訪問し訴求【アニヴェルセル 執行役員 人事部責任者 富田邦彦氏】

異なる面接官が対応

アニヴェルセル(横浜市都筑区)の人事は、執行役員人事部責任者の富田邦彦氏を筆頭に9人のチーム編成(労務を含む)。富田氏は1989年に新卒でAOKIに入社し、店舗勤務を経て2 年目からは本社にて教育と人事を担当。ホールディングスの在籍期間も含め人事でのキャリアが長く、アニヴェルセルでの業務は2022年10月から開始した。24年新卒の採用内訳は営業38名、調理系は31名。現在もウエディングケーキは外注せずに自社で対応していることから、パティシエを希望する学生からの志望も多いという。一方で、「調理の採用はブライダル業界全体で苦しい状況が続いている」と富田氏は指摘する。その対応として、アニヴェルセルでは料理長が現在人事部に籍を移し、人事担当者と一緒に調理師学校回りに同行している。

「特に昨今は大型外資ホテルの出店も相次いでおり、ホテルの方が人気という傾向も見られます。年齢的にも参列経験のないケースが大半ですから、直接学校に訪問し映像を見せて訴求をするなど、イメージづくりから入っていく必要性を強く感じています。」(富田氏)

新卒採用において、担当責任者を務めるのは三羽美幸氏だ。学生にとって志望業界を絞るタイミングは早まっており、以前は夏から開催していた各種イベントは、6 月からの開始に変更したという。1 Dayインターンは新規接客をはじめ、打合せ、アニヴェルセルならではの結婚式の訴求、社長自ら登壇するビジネスセミナーなど複数の内容にすることで、接点を夏前から持ち続けてもらい、エントリーに繋げている。

1 次のグループディスカッションは、主任クラスなどチームづくりの経験を持つ本社スタッフが面接を担当。2 次は支配人、または支配人経験のある本社人材、3 次で営業部門の責任者、そして最終社長面接と、全ての面接で担当者を変えている。

「インターン参加者を対象とした早期選考は3 回、通常面接でも4 回と、他社と比較して格段に回数が多いわけではありません。限られた回数の中でも約10人の異なる面接官がそれぞれ担当することで、ミスマッチも防げます。」(三羽氏)

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)