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キーマンに聞く

プランナーの活躍の場【マグリット 代表取締役 羽原俊秀氏】
昨年11月開催のZ世代が選ぶ推し社長アワードで、全国3位に輝いたのがマグリット(岡山県岡山市)の羽原俊秀社長だ。斜陽と言われる産業からは唯一のエントリーであったが、Z世代から高い評価となった。今回の受賞を受け1月30日、BIAの新春セミナーにおいて、これからのブライダルをテーマにした講演会に登壇。ここでは羽原社長が講演で語ったブライダルビジネスの新たなチャンスと、そのために必要なことを紹介する。
人材こそが貴重な財産
「今の結婚式マーケットは30年前と比べると多様化していて、さらにクオリティも高くなっています。そこで必要になってくるのは新しい見方。今回のアワードでは、私が唯一の斜陽産業からの選出でしたが、とはいえZ世代は期待してくれているのも分かりました。では何に期待をしているのかと考えると、結局は才能豊かなブライダル業界で働く『人』だと思います。一人ひとりの持つ素敵な思いを考えれば、もっと活躍できる場はあります。例えばレストランで記念日のサプライズをする場合、ケーキやデザートプレートを用意し歌を歌う程度ですが、結婚式を手掛けている当社ではそれに加えて徹底的に踊るというサプライズを実施しています。そこは圧倒的に違う。そうした熱い想いを持った人がウエディング業界にいることは、貴重な財産であるはずです。」
「今後の活躍の場としてヒントになるのは、今アメリカで起こっていること。先日、NYの知人に聞いたところ、ウエディングプランナーという言葉はあるものの、ウエディングしかやっていない人はほぼいないということでした。また10年ほど前に現地のプランナーから聞いたのは、ウエディングだけでは食べてはいけなくなっている。その裏には、ウエディングプランナーは、その人脈やノウハウなどの面で、ウエディングだけではないビジネスを手掛けているからであります。」
「アメリカの変化も日本と似通っていて、二極化しています。少人数化は進み、またプランナーに依頼すると椅子1 つを動かすのに費用が発生することで、専門プランナーではなく宴会場(べニュー)のスタッフにプランニングを依頼するようになっています。アッシャーやブライズメイドなどの友達が、プランナーの役割を代わってサポートするというのも多くなっているそうです。一方で生前葬が流行っていて、実はこれは葬儀業界が考えたのではなく、プランナーたちがどんどん需要を作ってきたと。これは一つのヒントになるでしょう。ウエディング業界で活躍してきた人が、他にやれることを創造していく。ウエディングが衰退してきた中で、培ってきたノウハウと経験を活かして、様々なパーティーをもっと盛り上げていければ需要は出来てくるはずです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月1日号)

