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ドローン映像の子会社設立【リンガフランカサービス 上席執行役員 古田諒氏】

ドローン映像の子会社設立【リンガフランカサービス 上席執行役員 古田諒氏】

 写真映像制作・ギフトを展開するリンガフランカサービス(名古屋市中区)は、1月に子会社のドローンパイロットサービスを設立した。スクール運営のほか、会場へパイロットを派遣し、ブライダル演出・映像にドローンの活用を推進していく。新たなサービスによって、会場の単価アップに貢献すると語る、同社の上席執行役員で新会社の代表取締役・古田諒氏に、今後の展開などを聞いた。

海沿いのドライブシーンも

――ドローンを使ったサービス展開ということですが、具体的な施行事例はいかがですか。

古田「カメラ・ドローンを使った前撮りや結婚式撮影をはじめ、中にはデートのお出かけシーンの撮影も依頼されました。結婚式を控えたカップルに対しては、それぞれが同じ車種の車を保有していたことから、ドローンで撮影して披露宴のオープニングムービーに取り入れてみませんかと提案もしました。海沿いを2 台の車が走るドライブデートの様子を、ドローンで追いかけていく。地上撮影班も用意しましたが、プロモーションムービーにドローンの動画を組み込むことで、差別化をPRすることも出来ました。」

――これまでのようなテンプレに沿ったムービーではなく、ドローンはオリジナル性も求められ、つまり事前の打合せでシナリオを作ることによって、こだわった映像になります。

古田「結婚式場の課題である顧客ニーズの多様化に対し、確実な【オンリーワン商品】を提案することが求められています。ドローンも駆使したムービー制作は、事前ヒアリングやシナリオも大切で、そのプロセス自体が顧客満足度を高めていきます。一方で、会場の懸念としては、商品価格が高騰してしまうというイメージもあるでしょう。その点、当社では『ドローンパイロットサービス』を含め、完全内製化であるため、低コストを実現しています。会場ごとの特別商品も提案するなど、極力、導入障壁の低い切り口で案内を進めています。」

――ドローンは現在、オプション販売しています。

古田「これまでのように積み上げ式の単価アップではなく、そもそもこれまでにないサービスであるため、0 の部分を1 にするという考え方です。ドローンはメディアが様々な活用方法を数多く取り上げているため、顧客の関心も強く、「こんな感じの映像ができる」とイメージがつきやすいのもポイント。重要なのは、カップルの【オンリーワン商品】をしっかりと提案することです。会場も単なる単価アップのためのセールスではなく、『オリジナリティのある映像で2 人のパーティーを盛り上げます』という提案をすれば、そこにコト消費の価値が生まれます。カップル・会場・当社の三位一体で、winwinwinの関係が構築できるわけです。」

 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)