LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

テクニック以前に社会人としてのマインドセット【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】
トルチュリール(神奈川県川崎市)の玉井美輪社長は、累計2000組以上の司会実績をベースにブライダル特化型研修カリキュラムを構築。マナー・コミュニケーションの本質の理解を目的とした研修を、業界内外問わずに年間約80件担当している。新入社員研修のオーダーも多く、接客接遇のプロとして必要な実践的な内容を網羅したテキストも提供している。
「新入社員研修は、ブライダルのみならず、様々な業種の企業から依頼されます。営業スキルなどのテクニックを身に付ける前に、まずは社会人としてのベースをしっかりと身に付けていく研修です。社会人としてのマインドセット、さらにマナー・コミュニケーションを学んでいないと、顧客の気持ちをキチンと汲み取ることが出来ず、結果としてその後の営業成績も上がりませんし、クレームに繋がります。ブライダルの現場経験の知識を交え、実践しながら学んでもらっています。」
「内容としては、挨拶、お辞儀の角度、ビジネスメールといった、基礎的なマナーに幅広く対応しています。重視しているのは【型】だけでなく、なぜ必要なのかというポイントを理解させること。それを身に付けることで社内外の人たちとのコミュニケーションが円滑になり、結果として営業力も高まるという気づきに繋げています。基本的なマナーを【型】としてだけ学んでいても、いつの間にか忘れてしまいます。だからこそ最初に必要性を含めて、理解度を深めておかなければなりません。また、先輩の実践している【型】と異なる場合、迷いも生じてきます。仮に先輩が違っていたとしても、その先輩は仕事面で評価されているわけで、新入社員としてまだ評価される前だからこそ、自分はどんな人間か、しっかりしたビジネスパーソンであることを周囲に伝わるようにするのがマナー・コミュニケーションの大切な面です。」
「当社ではカリキュラムをまとめた90ページになるテキストも制作していて、ビジネスマナーをはじめテーブルマナー、お箸の使い方まで網羅。その後、分からなくなってしまった時に見返せるもので、研修を受けてくれた新入社員向けにバイブルとして販売しています。研修はそれを実践して見てもらうスタイルで、いつでも確認できるようにしています。マナー・コミュニケーションについて、自分は出来ていると考える人も多く、ただ実際には出来ていないことも多いわけです。ブライダル現場でも、出来ていないためにクレームも発生しています。そこを自らチェックできる目を養ってもらうのが、研修の目的と考えています。チェックできなければ、出来ているかどうかも分からないわけですから。さらに目を養うと同時に、耳も養われる伝え方をしていて、単に【コミュニケーションとはこういうものです】で終わりではありません。内発的動機が刺激されるような内容にすることで、自ら成長したいという気持ちを育み、結果として成長スピードも速まっていきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)

