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ゲストアンケートの活用【NOVIC 代表取締役 金田昌彦氏】

ゲストアンケートの活用【NOVIC 代表取締役 金田昌彦氏】

 カジュアルパーティープロデュースのNOVIC(東京都渋谷区)は、創業当時から情報誌を使わない集客を進めてきた。その武器になったのが、出席ゲストへのアンケートだ。回収率は70%に達し、さらに一度出席して経験していることから決定率も高いという。アンケート回答者へのアプローチは、在宅リモートワークのカスタマーデスクのスタッフが担うことで、集客にも貢献している。同社の金田昌彦社長に、その仕組みや今後の可能性などを聞いた。

出席経験者は決定率も高い

――ゲストに対して直接アプローチをする前提として、どのようにアンケートを収集しているのですか。そのタイミング、アンケート内容などは。

金田「例えば、受付時のエスコートカードにQRコードを付けておき、当社のスタッフから渡す際にアンケートに回答してもらうようお願いする。他にもゲームで使うチケットなどに記しておくなど、全員の手元に届けられるよう様々なツールにQRコードを入れています。さらに多くの人から回答をしてもらうことを考慮して、司会が様々な場面でコメントを入れています。以前は、アンケートに答えてくれた人に対するプレゼント企画も実施していましたが、今は特典がなくても回収ができるようになりました。アンケートの項目としては、基本的な情報以外に既婚・未婚か、結婚の予定なども書いてもらうようにしています。パーティーに参加するのは同世代も多く、当然自分の結婚も間近という人もいるわけですから。いわばゲストデータを、アンケートで回収しているという位置づけ。集まったアンケートはスタッフが一つひとつを確認しながら、結婚予定の人をピックアップしてダイレクトにアプローチしています。」

――実際に、アンケートの回収率はどの程度ですか。

金田「創業当初は月に12組程度の施行で、ゲスト人数も70名を超えていました。プレゼント企画などもあったことから、回収率は65%~70%。つまり、年間約8000人のデータを集めていたわけです。これは潜在顧客のリストであり、その人たちにメールで案内をして誘致するという仕組みを作っていきました。最近は認知が高まり、さらに当社のプロデュースするパーティーに出たことのある人も増えました。そのためアンケート回答時に、一回話を聞いてみたいと言ってくる人も多くなっています。HPの問合せフォームのようになってきました。」

――これは貴重なリストであり、集客の上でも大きいですね。

金田「年間3000組を手掛け、平均60名だとしてもトータルで18万人との接点があります。それがアンケートに回答してもらうことで、顧客リストとして毎年積み上がっていきます。当社に来店する顧客のうち、アンケートを通じて問合せをしてくる人の割合は30%程度になりますが、実は来店するとほぼ決まる、つまり決定率が非常に高い顧客とも言えます。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)