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〔協業のメリット〕レストランでの少人数婚【リーガロイヤルホテル広島 代表取締役社長/総支配人 室敏幸氏×テイクアンドギヴ・ニーズ 執行役員 コンサルティング事業部長 秋吉宗徳氏】

〔協業のメリット〕レストランでの少人数婚【リーガロイヤルホテル広島 代表取締役社長/総支配人 室敏幸氏×テイクアンドギヴ・ニーズ 執行役員 コンサルティング事業部長 秋吉宗徳氏】

 テイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)の執行役員/コンサルティング事業部長・秋吉宗徳氏をモデレーターに、協業メリットやホテルウエディングの可能性などを語る全6回の連載企画。最終回の今号は、前回に続きリーガロイヤルホテル広島の代表取締役社長/総支配人・室敏幸氏をゲストに招く。レストランも活用した少人数ウエディングへの対応のほか、婚礼だけでなく宴会における料理の可能性などにも触れる。

――市場全体の動きとして、少人数化の流れが挙げられます。ゲストハウスの60名など一定人数規模のパーティーを想定したバンケットでは、ファミリーウエディングなどは入れにくい現状。複数バンケットを持つホテルならではの強みの1 つとして、少人数に対応しやすいことが挙げられます。

秋吉「ホテル自体に宴会場はかなり多くを併設していますが、今回の協業では4 つのバンケットと2 つのレストランに絞り込み、提案を強化しています。少人数に関しては、32階に位置する宴会場『ルビールーム』を案内。高層階からの眺めは、ビルインタイプを除いてゲストハウスには通常ないものですから、そこもまたホテルだからこその強みと言えるでしょう。また、ともに33階の『レストランシャンボール』と、『スカイダイニング リーガトップ』の2 つのレストランも、少人数婚に対応しています。今回の協業では集客からプロデュース部分までを当社、当日のサービスと料理をホテルが担うという分担。やはり料理はホテルウエディングの強みであり、レストランで少人数パーティーに対応できるのも、カップルにとっては好評と言えるでしょう。」

室「宴会場『ルビールーム』に関しては、『レストラン シャンボール』の調理人が作った料理を振舞っており、『食のロイヤル』と言われるにふさわしいメニューを提供しています。」

――料理は様々な可能性を秘めていると、室総支配人自身感じるそうですが。

室「私自身が広島の総支配人に着任したのが2021年。GMとして色々な会合・宴会にも出るようになりましたが、参加者からの声として多いのが、やはり料理でした。もともと宴会は、質より量というのは当施設に限らず共通の大前提としてありますが、まずはこの考えを改めようと。総料理長・豊田光浩は大阪時代の同胞でもあり、豊田自身私たち現場の意見を真摯に受け止めてくれる姿勢です。広島エリアでも当施設は一般宴会に多く対応しているからこそ、そこで参加者の胃袋を掴めれば、また別のタイミングでホテルに戻ってきてもらえるはず。企業パーティーの場合であれば、例えば結婚を控える子どもを持つ親世代もいるでしょうから。そうした部分においても、ウエディングはもちろんのこと、ホテルだからこその料理というはカギだと感じます。」

秋吉「シェフの一般的なイメージとしては、職人気質というのもありますが、豊田総料理長はとにかく前向きな人。T&Gがホテルに入るとなった時も、建設的な対応だったのが印象的でした。こうした総料理長の想いや料理へのこだわりは、新規でも打合せでもカップルに伝わりやすいという面で、我々サイドにとってもやはり重要なのです。」

 

“黒子”として支える

――宴会の再稼働とともに好調なのが宿泊です。いくつかのホテルでは人材不足などの課題もあって、ウエディングををストップするケースもありますが。

室「リーガロイヤルホテルブランドにおいてブライダルは、宿泊、料飲、宴会と並ぶものであり、4 本柱として施設を稼働させていくことを大切にしています。今回のT&Gとの協業においては、我々は“黒子”のような存在でいいとの考えです。相手の意見に耳を傾ける総料理長・豊田の姿勢なども含めて、T&Gのやりやすいように“ボールを投げる”イメージ。素晴らしいウエディングを提供するためのパートナーとして、今後も積極的にコミュニケーションを図っていけたらと思います。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)