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【TOPインタビュー】天神にゲストハウスをオープン(ディライト 代表取締役社長/CEO 出口哲也氏)
ディライト(本社:奈良県奈良市)は昨年7月、旧石丸邸 ガーデンテラス広尾を東京にオープンした。THINGS Aoyama Organic Garden.dth(以下シングス青山)に続く、東京2店舗目で、今年5月には福岡・天神へも出店。その勢いは業界内でも注目を浴びている。飲食とブライダルを中心に展開してきたが、その2事業を“線”で繋ぐホテル事業もスタート。ザ・ニューホテル熊本との業務委託契約のほか、奈良の旅館の子会社化も発表済みだ。代表取締役/CEOの出口哲也氏は、『若いからこそのスピード感を』と語る。41歳の社長を中心に一気に加速する、ディライトのプロジェクトを追った。
――奈良で2つの式場を展開してきた後に、2016年4 月には、シングス青山のオープンで東京進出を果たしました。昨年7 月には東京2 店舗目となる広尾店を開業しています。
出口「東京初進出の青山店は、アメリカ西海岸にある別荘をイメージしたような一軒家型のゲストハウスです。奈良で2施設運営してきた一方で、東京に関しては正直蓋を開けてみるまでどうなるか分かりませんでした。オープンから4 年近くが経ちましたが、1 バンケットで年間200件以上を受注できる人気会場に成長しました。」
――青山・表参道エリアは会場がひしめく激戦区です。集客が厳しい会場もあると耳にするなか、好調な理由とは。
出口「尖りすぎた最先端ではないものの、オシャレ感は取り入れつつ、ユーザーのニーズにマッチさせること。そこに着地できているのではと思います。青山での成功以降は、東京でももっとやってみたいと思うようになりましたね。もともと青山も別の運営会社から譲り受けた、リノベーション案件でした。広尾も同様に新しい運営先を探しているという流れだったので、挑戦を決めました。とはいえ広尾は大々的なリニューアルを施していません。床を変えたほか、キッチンを拡充。インテリアの変更なども合わせて、内装投資は約2000万円。当社が引き継ぐ以前の業績と比較すると、売り上げは2 倍にまで成長しています。料理は列席者の満足度にも直結する部分ですから、キッチン部分を大きく取ることで、より料理の幅を広げられるはずだと。CSに繋がる少しの変化が、集客にも大きく影響した結果だったと言えるでしょう。」
―― 5 月には福岡に『WEEKEND HOUSE』をオープンします。施設が位置する天神は大手企業の店舗も立ち並ぶ、国内屈指の激戦区です。
出口「“ライバル企業”も多い天神ですが、店舗数が多いからこそエリアがさらに盛り上がる可能性もあるのではと思っています。もともと人の行き交いが天神エリアは多いですから、一定の母数があることは確かです。そこでしっかりと顧客満足度の高い結婚式をプロデュースしていければ、勝算は十分あるはずだと。もっとも、それだけ施設が多ければ差別化が必要になるのは当然であり、福岡店はペントハウススイートルーム付きの、天神に今までない施設として展開していきます。」
――施設内にはプールも設けると聞きました。
出口「10・20代がナイトプールに行ってその様子をSNSにアップする時代です。だったらウエディングをプールサイドでやってみても面白いんじゃないかと。これまでになかった新しい価値も提案していき、受注を強化していきます。結婚式後も余韻に浸れるように、そのまま施設に宿泊もできます。翌朝は友人や家族と朝食を取るなど、今までのゲストハウスウエディングにはなかったような“コト”、いわば体験を提案していく予定です。現在も受注は好調に推移しており、1チャペル1 バンケットで年間150件、組単価380万円を目指していきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、新春特大号)

