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【第3章デザイン力のインプット】【商品!】としての理解が必要(トップ商空間デザイナー/ THE WHOLEDESIGN代表取締役 杉山敦彦氏)

【第3章デザイン力のインプット】【商品!】としての理解が必要(トップ商空間デザイナー/ THE WHOLEDESIGN代表取締役 杉山敦彦氏)

  デザイン力向上のための前提条件として、そもそもウエディング施設にとって空間デザインが【商品!】であることに気付いているかどうか。ホテルやウエディングという業種は空間デザインがいいか悪いかで選ばれます。つまり単に付加価値とかではなく、まさにそのビジネスの【商品!】そのものです。ここをしっかりと理解することが大切です。
 

  そう考えると、自社の命運を決定する【商品!】である空間デザインに対し、担当者が「それほど興味ない」「分からない」は有り得ません。見積もりの高い安い、スタッフが使いやすいか使いにくいも重要ですが、それを最優先で決めていくという状況も惜しいです。これではなかなか良い【商品!】にはなりません。まずはこうした認識をしっかりと持ったうえで、マネジメント層のみならず、担当者レベルでも重要性を意識し、興味を高めていかなければなりません。 婚礼対象の20-30歳代の人たちは、様々なオシャレなお店に行っています。さらにウェブやSNSなどを通じて、それこそ世界中のユニークなデザインを目にしています。だからこそ、ブライダルのデザイン担当者にもそれ以上の知識と感度が求められます。
  義務教育で美術やデザインを学んだ経験から「私はデザインを知っている」という勘違いもあります。デザイン性の高い施設を展開する会社は、マネジメント層はもちろんスタッフも積極的に海外のホテルやレストランを経験し続けています。その体験をもとに世界基準でお店づくりをしています。しかし「私はデザインを知っている」と勘違いをし勉強を怠ると、良いデザインとそうでないデザインの差に気づきません。体験や勉強でデザインセンスが高まり、成長すればするほど圧倒的な差に気づき始めますが、勘違いをしているとデザインの良し悪しの差があまりないと考えてしまいます。売れている施設とそうでない施設にどれほどの差があのか分からないのは厳しい事態です。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)