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【リノベート】を掲げる 最大手としてサービス開発に挑戦【テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長 岩瀬 賢治氏】

【リノベート】を掲げる 最大手としてサービス開発に挑戦【テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長 岩瀬 賢治氏】

企業としての発信力向上と、自社のサービス・働く環境などを大きく変化させていく重要性を語るテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)の岩瀬賢治社長。最大手企業だからこそ、リスクの伴う様々なチャレンジができ、さらにそれを各企業とシェアしていくことで、ブライダルビジネスのクオリティ向上を図っていく。婚姻組数減少の影響に大きな危機感を抱くと共に、どう勝ち残っていこうとしているのか、今号、9月1日号の2回にわたり掲載する。

――今年前半を振り返って。

岩瀬「2024年3 月期は増収増益でしたし、コロナ禍に海外リゾート事業を事業譲渡した中でも各店舗の頑張りで成果が出ていることは大きかったと思っています。足元の4 ~ 6 月は、婚姻数減少の影響を受けていて、これは業界全体の課題かと。今期の売上は前期とほぼ同程度を見込み、営業利益は増益を計画しています。ハネムーンなど、周辺事業も好調です。」

―― 4 月以降の問合せ、集客に関してはいかがでしょうか。

岩瀬「もう少し婚姻数が回復してくるという期待を抱いていたものの、なかなか戻ってこない現状。分母の減少に対し、広告費をもう1 段積む、何か違う手立てを打つということを含め、守りで収益を担保するのではなく攻めていく意識は大事だと思っています。とは言え、奇抜なことをしても需要がないと思いますから、真面目に積み上げて収益を作っていくという考え方ですね。」

――リニューアル効果も大きいようですが。

岩瀬「今年は旗艦店の青山迎賓館を3 ヵ月ほど閉鎖して、リニューアルを実施します。その間は施行もできませんが、来期に貢献することですし、最大の商品である施設を磨いていくという部分を進めていかないと、業績は長続きしないでしょう。」

――企業ブランディング向上の施策を進めています。それをいかに集客につなげていくかは、ブライダル業界全体の課題かとも思います。

岩瀬「一つは、結婚式はリピーター産業ではないという点があります。とは言え、他ではできない様々な取り組みを数多く着手しているということを、きちんと世の中に伝えていく必要はあるでしょう。実際に当社の場合、社名と結婚式場の名前が異なります。どちらも良い悪い面はあるでしょうけれど、T&Gという会社名を知ってますかと聞いても、ほとんどの人は知らないわけです。まずはT&Gを知ってもらわなければなりません。そこで【T&G WEDDING】という冠をつけ、露出を強化していくことでブランド訴求を図っていきます。」

岩瀬「その一環としてWebデザインを変更し、ブランドを訴求するLPも制作。細かいことでいけば名刺など、ユーザーから見えるもののデザインを統一化する形に変えています。発信するコンテンツも、これまでのウエディングドレスを着て楽しそうに微笑んでいる新婦や新郎ではなく、どちらかと言えばアパレル寄りの洗練されたものをどんどん出していく。イメージ訴求を強化しながら、現実もきちんと対応する方針です。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1日・11日合併号)