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キーマンに聞く

【トップランナーに聞く】視力に関わらず全員が楽しめる結婚式を(アヴェニールクラス東京 チーフウェディングプランナー 籔田宏美氏)
昨年のグッドウエディングアワードで、ソウル賞を受賞したアヴェニールクラス東京(エスクリ/東京都豊島区)のチーフウェディングプランナー・籔田宏美さん。全盲の新郎新婦が希望したのは、「視力に関わらず、列席者全員が楽しめる結婚式」だった。どのようにプロデュースを進め、当日を迎えたのか。奮闘の様子を聞いた。
――昨年のグッドウエディングアワードでソウル賞を受賞しました。担当したカップルは、ともに全盲だったそうですね。
「10 年のプランナーキャリアの中で多くの結婚式をプロデュースしてきたわけですが、目が不自由なカップルを、今まで1 組も担当してこなかったことに疑問がわきました。ハンディキャップを持つ人たちが、結婚式は挙げられないと諦めているのではないかと。準備を進めていく中で、新郎新婦と、『この結婚式を世の中にもっと広めていきたい』と話すようになり、応募に至りました。」
――どのように準備を進めていったのでしょうか。
「目が見えなければ用意している資料はもちろん使えない。衣裳だってどのように選ぶのか。色の概念は持っているのか。これまでのやり方が通用しないことにその時気付いたのです。まずは2 人を知ることからスタートし、いつから目が見えなくなったのか、洋服はどうやって選んでいるのかなどを聞いていきました。デリケートな質問になることもありましたが、全ては2 人のため。聞いたところ2 人とも小学生の時に視力を失ったそうで、チューリップやパンジーなど、学校の花壇に植えられていた花であれば、形や色も理解できることが分かりました。」
(詳細は紙面にて、1月21日号)

