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キーマンに聞く

「便名は8888」航空会社ならではの貴重な仕掛け【ANA×ハセガワエスティ】
事業アイデアを募集
――今回の企画は、どのような経緯で誕生したのですか。
芳賀「昨年12月、コロナをどう乗り切るかということで、代表取締役専務執行役員の井上慎一が、【あきんど魂コンテスト】という社内イベントを企画して、幅広く事業アイデアを募集しました。1600件の案が集まったのですが、その中で私と荻原が別々の提案だったのですがたまたま同じ結婚式の企画を出したのがきっかけです。もともとテーマが、飛行機の駐機機体を用いるというものでした。当時ニュースでもブライダル業界が打撃を受けていると聞いていましたし、私の周りにも結婚式を延期していつ挙げられるのだろうかという人も数多くいました。だったら機内での結婚式は面白いだろうということで、結婚式を提案しました。」
荻原「私は国際線の窓口で顧客対応をしているのですが、そこで海外ウエディングをキャンセルしている人の電話を直接受けていました。海外に行けない今ですが、少しでも海外に近い場所で、海外旅行気分を味わえるような何かできないと思い、それならばANAの使命として飛行機を使った結婚式を考えて企画を出しました。」
芳賀「その時に出た案としては、他にも様々なものがありました。その一つが3月から実施している【翼のレストランHANEDA ~地上でファースト・ビジネスクラス体験~】という企画で、駐機機体の中で機内食を提供するというアイデアです。それが第一弾で、今回の結婚式が第二弾となります。」
――ANAの企画として立ち上がって、ハセガワエスティが羽田空港で運営するSKY WEDDING HANEDAが協力していったという形なのですね。
阿久津「実は昨年、空港ビルディングに対して、同じようなアイデアを提案していました。ただ飛行機の貸し切りに、どのくらいの費用がかかるのか想像もつかないという話になり、実現は難しいと諦めていました。今年の1月に芳賀さんから電話があり、こういう企画を考えていると話をされ驚きました。」
長谷川「本家本元の、航空会社が企画していたわけです。」
――結婚式の企画に対して、どういった人たちが利用するという想定でしたか。
芳賀「荻原からも先ほどありましたが、海外ウエディングを挙げたくても渡航が出来ない人。それ以外にはもともと飛行機が好きな人、ANAのファンと、主に3つのタイプをターゲットに考えていました。」
荻原「航空券の解約を受けるときにも、本当は結婚式だったのになど残念そうに話す人もいました。そういう話を直接聞いていて、何とか出来ないかと。」
――4月にリリースしましたが、大きな注目を集めました。
芳賀「リリースしたのは4月15日で、約2週間募集を受け付けました。受付はハセガワエスティにお願いしています。」
阿久津「最初の実施日が5月23日ということで期間的にはギリギリであり、本来は30日までの申し込みでしたが、そこまで待つと間に合わないのではということで出来るだけ早く当選確実を出していこうと。反響が大きかったため、決定することが出来ました。問い合わせが本当に多く、1週間で100件以上ありましたから。今でも募集はしていないのですか、次はいつですかなどと入ってきます。枠は7組で、5月23日のほか、29日、30日、6月4日、6日、11日、13日に、一日一組で開催します。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)

