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《輝く女性支配人 VOL.10》スランプに陥る若手を支える 『大丈夫だよ』と安心できる環境を【アニヴェルセル 立川 支配人 垂水明香さん】

《輝く女性支配人 VOL.10》スランプに陥る若手を支える 『大丈夫だよ』と安心できる環境を【アニヴェルセル 立川 支配人 垂水明香さん】

異業種からの転職で、アニヴェルセル(横浜市都筑区)に入社した垂水明香さん。現在は入社直後に配属いていた古巣・立川において、支配人を務めている。支配人就任の話が出た際には「私にできるのかという不安が大きかった」と言うが、立川への想いの強さから、「この店舗でチャレンジしたい」と、新たな一歩を踏み出している。スランプに陥る若手をフォローするなど、心地よい職場環境の整備にも注力。“お母さん”のような大きな愛情で、メンバーを育てていく姿勢などに迫る。

 

集客戦略を考える

 

「服飾系の専門学校を卒業後、ホテル内装などを企画するコーディネートの仕事に従事。20代半ば頃から友人の結婚式への参列が増え、『結婚式って素敵!』というシンプルな想いから、ブライダル業界への転職を決めました。配属されたのは、現在の勤務先でもあるアニヴェルセル立川。コンシェルジュというポジションで、カップルのアテンド、サービスなど幅広い業務を通じ結婚式の大枠を学んでいきました。その後新規接客の担当となりましたが、当時は、本社よりも各店舗が主導となり出稿戦略などを考えていたこともあって、どれだけ効果的に対応できるかが最大の課題でした。媒体の紙面構成から撮影まで、基本的に店舗主導。マーケティングの専門知識もなければ、今ほど分析ツールもない時代でしたから、競合式場や人気施設はどのように露出しているのかなども勉強しながら、自分たちはどう集客に繋げていくかを考える日々でした。」

「2001年には大宮の施設開業に合わせて、オープニングスタッフとして異動。全店勉強会の講師の依頼もあるなど、新しいことにチャレンジする日々でした。2015年に本社に異動し、各店舗を回って現場での新規教育を担当。2020年に『営業サポート』という流れで、再度立川の現場配属となりました。コロナの影響でとにかく苦しかった当時。立川店の近隣にショッピングモールがあり、そこでポスターを掲示するなど、買い物中の夫婦・カップルに結婚式自体をPRする活動にも挑戦しました。モールにいた際、『アニヴェルセル立川で以前結婚式を挙げました!』、『ゲストとして参列したことがあるんですよ』など、温かい声をかけてもらえたことは、励みとなりました。」

 

立川店への強い想い

 

「『支配人をやってみない?』と言われた際にまず感じたのは、『私にできる…?』という不安。立川の施設への想いも強く、ここで働くスタッフもこのエリアも、店舗に来てくれるカップルも大好きという想いから、『立川でチャレンジしよう』と決意しました。支配人として心掛けているのは、居心地のいい職場環境を作ること。スタッフとの会話時間を積極的に設け、数字が伸びない、同期と比較してしまうなどのスランプが見られれば、まず『大丈夫だよ』と受け止めるようにしています。私自身成約率は80%の時もあれば、月によっては20%まで落ち込んでしまったことも。まずは話を聞いて、『私にも波があったよ』と経験を伝えて、不安な気持ちを落ち着かせられるようにしています。みんなにとっては、〝お母さん〞のような存在かもしれませんね。」

 

リアルな声から企画を

 

「アニヴェルセルは会社全体で顧客アンケートを回収する仕組みも構築していますが、私自身〝生の声〞を聞きたいという想いを持っています。披露宴の迎賓中には積極的に両家家族に挨拶に行くようにし、挙式はどうだったか、サービス自体は満足だったかなどをヒアリング。実際に話を聞いてみると、カップルの親も娘・息子に想いを伝えたいと思っているケースが多かったことから、家族から2人へのサプライズムービーを流す企画にも着手。カップルの両親からは『子どもの幼少期の写真を見返す機会になり、私たち夫婦にとってもかけがえのない時間になりました』といった声もありました。私たち式場で働くスタッフが介在する価値は、こうした部分にあると実感しています。」

「会社全体での取り組みにはなりますが、ドリンク、アイテムなど各スタッフに担当を割り当てており、打合せの中でどういう仕組みを作ったら、単価アップに繋がるかなどをそれぞれが考えるようになっています。担当者がしっかりPDCAを回せるよう、『今これはどんな状況?』と私から逐一確認。実際に今期は数字も上がり、スタッフのモチベーションもアップしています。私自身も複数の業界を経験し、中途でブライダル業界に転職してきたからこそ、仮に当社を離れることがあっても、自分で考えやり抜く力を身に付け、企画力などの〝武器〞を持ってほしい。社会人としての成長ぶりも、若手には期待したいですね。」

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)