LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

《新春 Top Interview》2つの大型旗艦店 リニューアル完了【アニヴェルセル 代表取締役社長 松田 健一氏】
アニヴェルセル(横浜市都筑区)は昨年9月、開業10周年を迎えたみなとみらい横浜店をリニューアルオープンした。2023年には表参道店の改装も完了し、通期での稼働もスタートしている。旗艦店に位置付ける2つの施設は、MICE受注の強化など共通点も多く、表参道で得たノウハウと成功事例を横展開していく考えだ。両施設の現状を代表取締役社長・松田健一氏に聞くとともに、若手の成長スピードを上げる環境整備の重要性など、話を聞いた。
幸せの連鎖『ページェント』
――2023年の表参道店に続き、昨年はみなとみらい横浜店をリニューアルオープンしました。改装以降の現状は。
松田「ブランド全体の施行組数は増加傾向で、順調に推移。表参道の通期稼働もあり、2025年3 月期は増収増益の着地を見込んでいます。昨年の主な動きの1 つとして、営業を再開した表参道の動向を注視し、その中で出てきた課題点や改善ポイントのテコ入れに着手しました。もともと表参道店は、結婚式に参列するゲストだけではなく、店舗の外に出て、表参道の街を行き交う人からも祝福される演出『ページェント』を実施しており、この内容を今回さらにブラッシュアップ。トランペットのファンファーレ、併設するカフェの利用客もベルを使って一緒に盛り上げるなど、幸せを存分に感じられるものになりました。表参道店の改装計画は、コロナ真っ只中の先の見えづらいタイミングだった一方、オープン時には社会的にも状況が一定落ち着いた頃。最近は表参道自体の人出もかなり多く、賑わいを見せていますから、ブラッシュアップしたページェントはうってつけの演出となっています。実際に先日、カフェでお茶を楽しんでいた50〜60代くらいの夫婦がベルを鳴らすページェントに参加したところ、幸せな瞬間に立ち会えたことに魅力を感じてもらえたようで、その翌週もカフェに来店。リピート利用に繋がりました。見学時にページェントを紹介すると、『恥ずかしい』というカップルは多いものの、打合せを進めていく中で、式当日にページェントを組み込むケースはほぼ100%となっています。」
――もう1 つのテコ入れは、媒体やホームページなどに使用する宣材写真です。
松田「表参道のリニューアルオープン後に撮影を入れましたが、その写真はこれまでのアニヴェルセルのイメージよりも、少しスタイリッシュな雰囲気に寄ったものが多かった。一方で、再オープン以降ページェントの様子などを見た時に、この施設におけるカップルのペルソナは、結婚式という幸せな1 日を思う存分満喫したい人達だと改めて再認識しました。写真を撮り終えたばかりでしたが、昨年冒頭には再度撮影を実施。メインターゲットに刺さりやすい、多幸感溢れる宣材写真をストックし直しました。こうした取り組みの成果もあって、表参道店は今期の施行組数の目標も達成しています。」
――表参道は、リニューアルを機に目標に掲げていたMICE利用も好調です。
松田「改装直後は1 日単発利用の案件も多かったですが、例えば商品発表会や即売会など、ここ最近は月曜から金曜日の5日間で予約が入るケースも出始めています。表参道店に常駐するMICE専任チームは、昨年末時点で8 人。企業案件は週末よりも平日稼働するケースが多いこともあって、チームメンバーの中にはこれまでのキャリアを活かして働く、頼もしいママスタッフも在籍しています。勤務曜日の観点から見て、雇用面でもプラスの効果が出ています。」
――昨年9 月には、開業10周年を迎えたみなとみらい横浜店もリニューアルオープンしました。2 チャペル7 バンケットを備える大型施設ですが、そのうち4 バンケットとメインエントランスを改装しました。
MMは1000組をキープ
松田「婚礼組数の目標は、リニューアル前対比で120%に設定。10周年の節目となる記念イヤーでもありましたが、今回の改装は稼働率の下がってきていたバンケットのテコ入れをメインとしていました。改装終了後の8 月から実際の内覧も始まっており、少人数専用、オープンキッチン併設などそれぞれのバンケットのコンセプトが明確になったことで、プランナーにとってもより案内しやすい会場になりました。改装に伴い一部バンケットは施行を1 、2 ヵ月止めたものの、カップルから好評の声も上がっており、年間施行組数は1000組をキープできています。リニューアルに着手した2 つの大型店舗が好調な波に乗れたという部分では、胸をなでおろせたと言えるでしょう。」
――アニヴェルセル10店舗のうち、表参道とみなとみらい横浜は旗艦店として位置付けています。この2 店舗に関しては、通ずる部分も多いそうですが。
松田「先述のページェントは周囲からの祝福という点で、ある程度人通りが必要など、そもそも立地の課題もあるわけです。みなとみらい横浜でもページェントはすでに実施していましたが、トランペットなどは用いておらず、表参道と比較しても“こじんまり”とした演出でした。カップルへの盛大な祝福は表参道でかなり好評でしたから、この取り組みはみなとみらいでも横展開し、もっと本格的に実施していこうと。昨年夏前から内容を見直し、表参道同様にカップルに提案しています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1日・11日号)
≪TOPインタビュー全文を掲載している新春号PDF版個別販売のご案内≫
大手各社のTOPインタビューを掲載している新春号のみ、全40ページのPDF版を個別で販売しています(一部3300円)
PDF版購読希望の方は下記メールまでご連絡ください
info@bridalnews.co.jp *件名に【新春号PDF版希望】と明記してください

